12月利上げを織り込んだ市場のドル円買い上げ、ユーロドル売りにどこまでついていくか

11月のまったく予想外の米国・雇用統計の上ぶれ結果により、大方の市場関係者は米国が12月に利上げすることを織り込み始めていますが、特に今年まったく儲かっていないヘッジファンドを中心とした投機筋は12月16日に向けてドル円は買い、ユーロドルは売りで最後の利益を捻出するために市場を大きく動かそうとしているようです。

果たして、この動きにどこまで乗っていくべきなのかを検証してみました。

1.11月後半から12月16日までのきわめて短い上値追い期間

11月7日の米国雇用統計の結果を受けて、ドル円は123円50銭レベルまで一気に買いあがることとなりました。

しかし、毎度おなじみの雇用統計アノマリーが今回も機能したようで、翌週の火曜日からは上昇しなくなり、122円台中盤で週を終えています。
ただ、このまま121円方向に大きく下落する気配もなく、再度上昇局面と迎えることが期待されている状況です。

そんな中で、今年本当に利益の上がらなかったヘッジファンドを中心とする勢力がドル円を猛烈に買い上げるとともに、ユーロドルを売り浴びせようと画策しているようで、すでにかなりのポジションを仕込みはじめているという動きがでてきています。
市場は、既に米国の向こう3回の利上げを織り込みつつあるようで、逆に12月16日FOMCで利上げが決まれば、材料出尽くしで逆に売りが出る可能性がありますし、万が一利上げが見送りとなれば、当然ドル売りが加速することになりますが、それまではドル円上昇を見込んでいるファンドが多くなっているようです。

実際、実需による米国本国へのレパトリエーションは、11月末から12月初旬に集まりやすく、今回のFOMCのネタがなくても上昇の可能性が高いのがこの時期の特徴になっていますので、それに乗る形でのドル円の上昇ということになります。

ただし、賞味期限は決して長くありませんから、単に年末までポジションを維持していたのでは利益に預かれない可能性もでてきているのです。

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2.ドル円が125円に到達するかどうかはユーロドル次第の相場

現状でドル円は確かに投機筋に買い上げ意欲満々で上昇をうかがう展開となっていますが、独自の動きとしてはだれも何もしなくても勝手に125円台まで買いあがるほどの材料もないため、125円に到達するかどうかは、あくまでユーロドルが12月16日までにどのような動きをするかにかかってきているといえます。

日本時間の14日の未明にフランス・パリで大規模なテロがあり、多くの犠牲者がでていますが、こうした流れから急激なリスクオフの動きがでた場合には、ユーロが一段売られる場面も出る可能性がありますが、ユーロ自体が欧州圏の共通通貨であるだけに、フランスのテロだけで大きく下落する可能性があるかどうかは、今後のテロの広がり次第という部分もありそうです。

今回の年末シナリオでもっともベストな動きとして想定されるのが、12月3日にECBが追加利下げをしユーロドルが大きく下落することでドル円が押し上げられるケースです。

今年1月22日のECBのQE決定では、その後480PIPS程度ユーロドルが下落することとなっています。
ただ、この1月22日は、先週のスイス中央銀行の突如の無制限介入ギブアップ宣言の後のことですから、すでに発表前に大きく下げた経緯もあり、ECB単独の利下げでそれ以上下げることがあれば、1.0446の前回の下値をさらに下回る可能性は高く、パリティにさらに近づくことができれば、逆にドル円は125円を超える可能性もでてくるというわけです。

逆に前回下値すら抜けないとなると、ドル円を含めて上昇余地は限られることになりますので、あまり無理をせずに適度な利益がでたところでしっかり実現益を確保するといった手互い方法を考えるべきです。

とくに気になるのは、ユーロドルは前回のECB理事会後のドラギ発言でほとんどが売りもちしようとしていますので、下がらなくなると大きくショートカバーが入ることで、100PIPS程度は簡単に戻る市場環境ができあがっていることです。
うっかり突っ込み売りをすると逆にひっかかって持ち上げられ、12月16日前に損失を計上しかねない部分があるので、相当慎重に売買することがもとめられるのは言うまでもありません。

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3.18日で事実上のクリスマス休暇入り~上げても売りは15日か16日の昼までか

投機筋もこの11月後半のタイミングに大きく買い上げて、おそらくFOMCの発表がある前段階で売り抜けようとするはずですから、あまり無理してついていかないようにすることが重要です。
どのあたりが売り時かを考える必要がありそうです。
ドル円125円超の段階では、日米の政策当局から再度けん制発言が出る可能性が高いですから、125円到達時がドル円のひとつの売り場とみておくのが間違いないと思われます。

一方、ユーロドルのほうは果たしてパリティまで突っ込むことになるのかどうかは、かなり微妙になってきているといえます。
現状で1.06をすんなり割り込んで12月3日を待つ形になれば、更なる下押しの可能性もありますが、前回も1.07を割れたところで折り返していますので、本当に1.04を割れるかどうかがひとつの試金石となりそうです。
それ以上下げることがない場合には、無理をせず一定の下げ局面で利益確定をすることが重要になります。
ユーロドルが大きく下げないということは、ドル円も125円以上に届かない可能性がでてきますので、この二つの通貨ペアは平行してチェックしていくことが16日までは重要になりそうです。

4.株も為替も1月が高いというアノマリーは崩れてきている

これまで1月は、株も為替も欧米では新年度スタートということから、高値で安定してスタートするというアノマリーがありましたが、実際には株も1月は日米両方ともに下げていますし、1月はドル円は陰線引けすることが多く、1月まで持ち越すのではなく一旦年末に売って下落したところを買い戻すほうがワークするようです。

アベノミクスがはじまった2013年は、1月は上昇しましたが、2014年、2015年と下落しており、必ずしも都合のいい年明けスタートにならないことがわかってきています。
したがって、今回のFRBの利上げがあってもなくても12月の高値には利益を確定させておくことがきわめて重要になることがわかります。

実際、18日で今年の欧米勢の取引は終焉を迎え、クリスマス休暇に突入することになりますので、14日の週は流動性のある今年最後の週となるのは間違いない状況です。
いずれにしても、その前に一定の利益がでたところで確定売りをしておくことが確実になりそうです。

また、ユーロドルの場合は年末に向けてユーロへのレパトリエーションが起きることが毎年確認されており、あまり年末深まりますと一定の買戻しが出る可能性がありますから、底値についたと思ったらやはり利益確定をすることが重要になりそうです。

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5.年末までは問題の中国も新五ヵ年計画のスタートに向けて数字をつくろうはず

来年1月から新五ヵ年計画がスタートする中国も、この年末は総力をあげて数字を作り出すはずなので、株や為替関連で大きく動くことはFOMC前にはないものと思われます。

したがって、上昇局目に入るのはほぼ間違いないと思われますが、どこまで我慢して上をとりに行くかだけが問題になりそうです。

たとえば10枚ポジションをもっていたとすれば、ある程度利益が出たところで順次リカクをおこなって実現益をしっかり押さえ、最後まで1枚は残して勝負するといったような工夫も必要になってきそうです。
いずれにしても、すべてをとりに行こうと欲張るよりも、一定の利益をしっかりと確保して年末を終えることを考えていきたいところです。

余裕をもった取引が結局のところ大きな利益を確保できることになるのです。

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ABOUTこの記事をかいた人

PN 今市 太郎

外資系コンサルティングファーム、外資系生命保険会社を経て独立ビジネスコンサルタントとしてビジネスプロセスコンサルティング、クラウドコンピューティングのリプレイスメントや海外のファンドのM&A投資コンサルティングなどに従事。 そのため、株の売買はインサイダーにならないようにFXだけに特化し2007年から本格的に売買をスタートし、9年の実績。 現在は月間5000PIPSから8000PIPS程度をコンスタントに獲得できるように日々精進している。