投資家なら知っておきたい!相場の暴落を予見する方法

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元金融アナリスト、ライターの角野(PN)です。

世間ではギリシャ危機や中国のバブルが崩壊したのではないか?という話題で騒然となっており、いまやマーケットに携わらない人間でも知っている状況です。

しかし、今回のギリシャ危機によって日経平均やNYダウ、為替相場などは動きましたがこれは暴落ではありません。
むしろ、予期されたものであってほとんどの投資家さんは対処ができたのではないでしょうか。

では、暴落とはどのような相場を指すのか、今一度定義していきましょう。

暴落とは?

記憶に新しい暴落といえば、「100年に一度の暴落」と言われたリーマンショックだと思います。
東日本震災での暴落は、そもそも日本人で特に東日本にお住まいの方には投資どころの話ではなく、生活そのものがどうなるかがわからなかったので、そもそも暴落と定義して良いものなのか?とも思ってしまいます。

もっとも、東日本大震災はリーマンショックの傷の癒えていないうちに起こったものですからそもそも値位置が高くなかったので驚くような暴落ではなかったな、と後から思うと思います。

しかし、地震や風災害などの天災で起こるそれは、基本的には暴落と言えると思います。

それに比してリーマンショックというのは、私からみると人災であろうな、と思います。
天災が起こって、それで経済活動が停滞するであろうと思うことによってマーケットが暴落するのが本当の暴落であるというのが私の考えです。

しかし、実際の天災の被害によって起こる暴落とリーマンショックと比べるとその比は比べられないくらいにリーマンショックの暴落のほうが大きいのです。
なにしろ、100年に一度の暴落になるのですから。

暴落を今一度定義すると、人が予想しえない事態によって起こる、より大きな下落を個人的には暴落と言いたいと思います。
ですから東日本大震災のような巨大地震によって起こる経済活動の停滞によって起こる下落は間違いなく暴落と言えると思います。

最近は、雨や台風などは近代気象学の発展によって事前に予知できることになると思います。
しかし、その後の大雨等によって起こる土砂災害などは予想できないものです。

一方で、地震や最近の箱根山や桜島等などの火山活動などはさらに、まったく予測ができないものとなります。
昨年(2014年9月末)の御岳山の噴火などは気象庁が何をやっているのだ、とたたかれていましたがそれも可愛そうだなと思います。
もちろん、被害にあわれた方の悲しみや苦しみはどこかに怒りをぶつける気持ちはわからなくもないでも、その以前から火山の予報や地震の予報など当たった試しがないのですから。

個人的な意見としては、火山や地震の予報などはデータの蓄積がないだけだと思います。
東日本大震災の地域ではその前の巨大地震が関東大震災で、その前は江戸時代というのであれば本当にデータが少なすぎます。
ましてや、データの蓄積が実質的に始まったのはIT革命が始まった2000年以降になると思います。
地震や火山活動というのは地球の創成期からありますので、何万年も前からのデータを蓄積してそれを検証していかなければ予測ができなくて当たり前です。

ですから、近い将来とは言えませんがいずれは地震や火山活動の予測が出来ると思っています。

つまり、暴落が起こるというのは誰しもが予想しえない事態が起こり、大幅な下落を伴うもの、という風に定義をしています。

リーマンショックは人災?

リーマンショックが予測出来た人はあまりいない、と思っている人は多数いると思います。
しかし、実際は違います。

実は私を含めた友人数人は、このリーマンショックによる大暴落を予言していました。

とにかく、株価が大幅に下落するのはもうその数年前から予想できたことだったのです。
しかも、その間経済活動は停滞をしているのに、株価は一直線に上昇をしていったのです。
当時のFRBのグリーンスパン議長は、サブプライム問題を問題視しなかったですし、フランスの国営銀行が経営危機に陥ったのもその問題が起こった瞬間には問題視されましたが、元に戻って株価が上昇するとみな忘れてしまうの繰り返しになりました。

私はマーケットを買っていて、マーケットは下がりたがっていると感じていたのですが、いくら売っても下がらない。
でも、買いたくはない、と普通に思っていました。
そのうちにリーマンショックの起こった夏にサブプライムローン問題が完全に問題視されてきたのですがそれを無視してマーケットは急上昇し始めたのを確認して間違いなく暴落すると確信をしたものです。

上昇相場の一番おいしいところは、相場の上がり始めと最期の場面ということは経験の長い投資家さんであればわかると思います。

つまり、あの夏の上昇は完全に狂っていると感じただけです。

経済も停滞し、そしてあの証券化商品のサブプライムローンの焦げ付きが明らかなのに、人は継続を求めるものですので、永遠にマーケットが上昇し続けると勘違いをした、単なる人災です。

値位置も過去最高を更新していましたので、暴落になって当たり前の結果になったのです。

なぜ、暴落に予期できるか、できないかで分けるのか?

今回のギリシャ危機で私は暴落になどなるわけがないと思っています。

ただ、私の結論としては、何れギリシャは破綻をするよ、と言っているのは2011年からの私の主張になります。
実際、これを書いているのはギリシャの返済期限が終わった6/30(2015年)の翌日、7/1(2015年)になります。
IMFのラガルドさんは、ギリシャが返済しなかったら自動的にデフォルトの手続きに速やかに移行すると明言をしていましたが、未だデフォルトの認定は行われません。

ドイツのメルケルさんやEU委員のユンケルさんはまだギリシャへの金融援助への道を探っています。
これは、以前にも記したように民主主義のいびつな形での悪用に他ならないと思っています。

ですから、まだまだもめるのだろうな、と思っています。

ギリシャをまともな国にするのは簡単で、EUは離脱してもしなくてもいいのですがユーロの単一通貨を抜ければ2-3年でギリシャ経済は復調するはずです。
しかし、それを民主主義が邪魔をしているだけの話なのです。

このギリシャ危機というのは、2011年から発生しているのですが、さすがに4年経った現在では金融機関の対処はもうすでに出来上がっています。

ところがリーマンショックの場合はみなが暴落なんて信じていませんでした。
つまり、全世界の投資家がこのバブルは永遠に続くと信じて、買いポジション全開のアクセルを吹きまくったのです。
しかも、レバレッジも全開です。

これで、マーケットが逆に行き始めると100年に一度の暴落になって当たり前の話です。

今回のギリシャ危機にしても2011年から噂されているものです。
中国のバブル崩壊も2012年くらいから噂されているものです。

ですから、世界中の金融機関、投資家さんたちは万が一に備えて、買いポジション、ロングポジションを整理していたのですから暴落など起きようがないのです。

ギリシャ発の世界大恐慌とか、中国発とか、いう輩がこういう状態になってくると必ず現れます。
そんなこと常識で考えてありえますか?

地震が大被害になるのは、みな、予想していなかっただけです。
この状態が永遠に続くと信じてしまったときに、忘れたころに、起きるものなのです。
昔から言うように。

ですから、私はギリシャが「忘れたころ」に、破綻するよ、と、2011年から言っているのです。
こんなに注目されているときに、ギリシャがめちゃくちゃになるとは思えません。

たぶん、来年(2016年)もギリシャ問題で大騒ぎしているのだろうな、と思っています。

暴落というのは結局、人災

天災、地震等によるマーケットの下落というのはみなさん、予知していないと思うのでしょうが潜在意識では必ず意識をしていると思います。

阪神淡路大震災では西の方が、東日本大震災では東の方の多くの方が被害にあいました。
実際に経験をしている人にとっては、交通事故のようにいつ起こるかわからないという認識だと思います。

ですから、こういった天災というのはあまり大きな下落を呼ばないというのが私の考えになります。
実際に金融機関等も従業員の安全避難行動基準や、そういった天災が起こった際のお客様からお預かりした資産をどういう風に避難させるかのマニュアルを必ず作っていると思います。

ですから、天災というのはそれほど大きな暴落にはならないと思っています。

簡単にいうなれば、いつ起こるかわからない事象に対しては金融機関や投資家さんたちはその備えをしているので、暴落にはならない、という認識です。

実は最近に暴落は起こっているのです。
年初、みなさん、マスコミ報道によってアメリカ経済は絶好調と喧伝されたことによって、アメリカ買いが大ブームになっていたのはご存じでしょうか。

しかし、私はアメリカのGDPが1-3月期は下がるよ、下がるよ、とずっと言い続けてきたのですが、マスコミを筆頭にそんなことは絶対にない、という態度で無視を続けました。

それが、4月末にGDPが0.2で確報値がマイナスになったというのが結果でした。
そのGDPの速報値が発表される前までは日本のマスコミは実は、アメリカは絶好調という報道をしていました。
初心者の投資家さんはその報道を信じて当たり前だと思います。
また、私はテクニカルでしか投資をしない、と宣言をしているテクニカル投資家にしても買いの中心の考え方にほとんど変更をしていませんでした。

簡単なことをいえば、日本人を含め、世界のひとたちは雰囲気にのまれやすい性格というよりも周囲の雰囲気に従う傾向にあると思います。

投資家はさらに自分のお金を投資していますので、そのお金がいつなくなってしまうのかの不安が常に顕在しますので、非常にながされやすいという傾向にあります。
周囲がOKと言っているのであれば、自分も買おうという姿勢が初心者の投資家には必ずあります。
なぜなら、初心者で自分は経済やマーケットがわかっていない、という心構えが必ず存在するからです。
故に自分の考えに自信がない。
ですから、流されてしまうのです。

では、テクニカル分析、つまりチャートでしかマーケットを分析をしないという人たちはなぜ、間違えるのかも簡単です。
テクニカルに絶対的に信頼を置いているといいながらも、自信がないから、また周囲と違う意見をいうことが怖いので最終的な判断を雰囲気やファンダメンタルズで判断をしているからこうなるのです。

テクニカル分析の偉大さは私は認めます。
しかし、テクニカル分析で出る結論は時に全く、世間で言われていることと正反対のことの結果になることがしばしばあります。

そのときにテクニカル分析のほうが正しいと言えるかどうかは、結局は経験値なのです。

テクニカル分析は素晴らしいものです。
正しい分析をすれば必ず正しい結論が出てくるものなのです。

結局、それを使う人次第なのですよね。

つまり、現代の暴落現象というのは、人が作りだしているものの他なりません。

今度の暴落は?

さて、テクニカル分析を極めて行くと、たいていの事態は想像がつきます。
しかし、そのときに何が起こるかは、わかりません。

実際に2013年4月の異次元緩和や、昨年10月の追加緩和も私にはわかっていたのです。
この辺の事象をテクニカル分析の大家が予想できないということは、基本の予想ができていないのであろうと思います。

もちろん、この章の冒頭でも申し上げた通り何が起こるのかはわからなかった訳ですけど。
でも、10月の末から私は買うよ、と周囲や文章、講演等では私は吹聴していました。

で、本日これを書いているのは2015/7/1になりますが、今月はその何かが起こる月なのですよね。
中旬から、月末にかけてですね。
この値位置からいえば、恐らく暴落になると思っています。

おそらく、ギリシャ、中国関連か、日経平均の官制相場の崩壊かな、と思っています。
しかし、日経平均の暴落は現実性が薄いと思っています。
なぜなら、素人、初心者の投資家はほとんど買っていないからです。
また、中国は共産主義、一党独裁になりますので現実性は薄いかな、と思っています。

参考までに、私が予想したことはファンダメンタルズの部分では過去に当たったことはありません。
しかし、値段に関しては暴騰するにしろ、暴落するにしろ、ほとんど当たっていますけどね。
当たるも八卦、当たらぬも八卦と申しておきましょうか(笑)。


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