気まぐれトランプ相場を乗り切るための短期売買ノウハウ

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トランプ政権が発足して以降、とにかく相場が日替わりで上下に動くようになってしまい、非常に売買がしにくい状況が続いています。

特にドル円に関しては一応レンジ相場に移行して動いてはいるものの、日々方向感に乏しく上昇しては同じボリュームを下げるという非常に難しい展開となっています。

こうした相場状況では長くポジションを持っていると買っても売っても相場の変化に巻き込まれ、投げと踏みの応酬の中でせっかく儲かったはずの利益を吐き出しかねないことになってしまいます。

したがって、足もとのトランプ起因による変化の激しい相場で売買をしながら負けないためには、それなりの手法を考えて相場にエントリーしなくてはならないといえます。

今回はそんな気まぐれトランプ相場で生き抜く方法について考えてみたいと思います。

日足以上の時間足での売買はもはやうまく機能しない

FXのチャートは月足、週足と長いところからチェックして、日足での動きにもっとも注目するトレーダーが多いことと思いますが、ドル円で日足をチェックしてみますと、とにかく流れが続かず、毎日異なる方向にそれなりに大きく動く相場が継続しています。

上限は118.650円、下限は111.600円レベルでその中を上下に動いていると言ってしまえば簡単に聞こえますが、実際に毎日の相場に向き合っていますと、相当むずかしい相場展開であることを改めて実感させられます。

恐らく日足までしか見ずに売買しようとするとほとんどうまくエントリー出来ず手も足もでない相場が続いているように見えてしまいます。

したがって、本当に何もしないで諦めてしまうのであれば、それも仕方ありませんがもう少し相場の見え方の違うチャートを利用していくしか参入機会がないのが実情になってきていることがわかります。

※ドル円日足

1時間足、5分足など短い時間足で勝負するしかない

同じドル円の相場状況を1時間足で見てみますと、かなり上下に激しく揺れ動きながら推移していることがわかります。

※ドル円1時間足

これでは日足だけでチェックしていても気がつけば含み損をかかえることになりますから、やはりもっと細かいチャートで売買をしていく必要があることがはっきりと理解できます。

日足で今年に入って動いた部分を1時間足に落として概観してみますと、相当上下していることがわかりますから、これをさらにミクロに見た15分足や5分足でチェックしてみますと、それなりに上昇でも下落でも売買ポイントを見つけることができることがわかります。

もちろん短時間の足での売買はそれなりに相場に留まる時間も短時間にとどめることが必要になりますので、売買手法自体がスキャルピングにかなり近いものになってくるものと思われますが、それでも一定の利益機会があることがわかります。

※5分足ドル円

これまで短時間売買に慣れずに取引をされてきた方はとにかく短い足のチャートに見慣れてボリンジャーバンドやオシレータ系のチャートなどを組み合わせて自分が売買しやすいポイントをしっか探せるようになることが重要だといえそうです。

たとえばボリンジャーバンドとRSIを組み合わせたチャートであれば日に何回かの売買ポイントを見つけることができるようになり、金額的には大きくなくても一定の利益を積み上げていくことが可能になります。

※ドル円5分足ボリンジャーバンド +RSI

ここでご紹介しているのはボリンジャーバンドですが、自分の判断で売買ができるのであれば、エンベロープを使ってもいいですし、MACDを見ながら売買してもまったく構いません。とにかく自己判断でしっかりエントリーポイントを見つけられ利益確定まで行えることが重要になってくるわけで、請け売りのチャートを使って売買する必要は全くありません。

長時間ポジションを持たないのが今回の短期売買の基本

こうした短期間売買で気をつけたいのは、さすがにすべてスキャルピングにこだわる必要はないものの、売買時間帯を長引かせないことが重要になります。

たとえば東京タイムで売買したものはできるだけ東京タイムの中で決済してお仕舞いにすることが重要で、センチメントが変わるロンドンタイムやNYタイムはあらためて相場の状況にあわせてエントリーし、前の相場時間のポジションをそのまま引っ張って保有しないことも重要になります。

特に最近の相場の傾向としてはNYタイムに大きく変化が現れますし、なによりメディアの報道やトランプ大統領のツイート、新たに閣僚に入った要人の発言などで相場の動きが大きく変化する点に注意が必要になります。

結局短い時間足での売買を行うということはエントリーから決済までもできるだけ短い時間で完結させることが最大の目標であることをしっかり認識する必要があります。

投機筋のオプション設定にも注意

足もとの相場の売買でもうひとつ気をつけなくてはならないのがオプションの存在です。

個人投資家が売買しにくいのもさることながら、こうした上下を繰り返す相場はプロの世界にも大きな影響を与えつつあります。

方向感がなく上昇するか下落するかわからないのは投機筋の人間にとっても同様の状況であることから、こうした相場状況では投機筋が相場の上下にかなりオプションを購入しているようで、このオプションが相場に相当な影響を与えるようになってきているのです。

株式市場などではよく耳にするロングストラドルロングストラングルなどというものがこれで、リスクはオプション料の損失だけでブルであろうがベアであろうが大きく動けば動くだけ利益になるようにオプションを購入し相場の変動に備えているのです。

そのうちボラティリティが高くなることは容易に予想されても相場の方向感が定まらないときにストラドルかストラングルが買われているのが実情です。

ストラドルの買いは行使価格と満期日が同じプットとコールの両方を買う事で、ストラングルの買いは同じ満期日ではあるがプットの行使価格がコールの行使価格より安いものを買うことを意味しています。この2つを比較した場合にはストラングルの方がプレミアムの支払いは減りますが、同時に利益になるためにはより大きな相場の動きが必要になります。

オプション売買というのはバイナリーオプション以外は個人投資家が為替で一切行わないものですから、ある意味独特の世界となりますが、こうしたことが背景にあって足元でオプションの売買が増えているとすると相場がいきなり逆走して115円に近づくはずが112円台にまで落ち込んでくるという2月に示現したドル円の動きも頻発することになります。

一般的に1日のドル円の売買は100億ドル程度あればかなり多いほうですが、最近ドル円の114円台や115円などに設定されたオプションはNYカットの行使期限のもので1日30億ドル程度設定されていたといわれており、通常のバニラオプションであっても、こうしたオプションが相当相場に影響を与えていたことがわかります。

残念ながらオプションはどこにどれぐらいあるかという話しを一括で知る手立てはありませんが、FX関連のニュースなどでは断片的に情報がでることもありますので、注意していく必要があります。

こうした上下にぶれる荒い流れは当分続きそうな状況

トランプ政権が発足してからかれこれ1ヶ月以上が経過して、徐々に閣僚も承認されるようになってきてはいますが、まだ相変わらず局長以下の人事では人の承認に時間がかかっているようで、足もとの不安定な状況は当分継続することが予想されます。

とくに議会の承認を得られないと動かすことができない減税とドッドフランク法の廃止、ならびにインフラ投資に関してはまだまだ長期戦の動きとなることか日替わりで相場に影響を与える要人発言などが飛び出すことが想定されることから、この短期売買の手法は当面ワークするものと考えられます。

できればデイトレレベルの中ですべての売買が終焉するような取引を心がけることが大きなリスクに直面しない最大の方法となります。

明確なトレンドがでるまではこうした方法をできるだけ履行することがお勧めとなります。


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