選挙後まさかのトランプ大相場~どこまでついて行くべきか?

今年後半の最大イベントとされた米国の大統領選挙は、BREXITと同様まさかの展開となり、トランプ大統領が誕生する運びとなりました。

トランプ氏大逆転にも驚かされましたが、実は金融市場ではその後の相場の動きも驚きの展開となっており、プロの投資家でさえこの流れに納得がいかないご様子で、この先相場をどう考えるべきなのか悩まれている個人投資家の方も非常に増えていることと思われます。

今回はこれまでのおさらいと今後の展開の両方について考えてみたいと思います。

まさかの動きは選挙開票日当日からスタート

今年は6月に英国のEU離脱の投票結果の開票の時間帯と同じように、今回の米国大統領選挙の開票が完全に東京タイムで行われることとなったことから、そのプロセスが手に取るようにわかり、BREXIT投票結果とも異なる動きになったことが印象的でした。

まず英国の投票結果に比べますと、ゆっくりとドル円が下落することになり、投資家も売買の方向を考えながらトレードすることができたのが6月24日と大きく異なるものとなりました。

それでも東京タイムでは午後2時までに結構な勢いで下落が進みましたが、その後ぱったりと下落しなくなり、夕方トランプの勝利宣言が出ても相場は張り付いたまま動かなくなってしまいました。

その後103円台までのショートカバーがでましたが、戻り売りをしかけた投資家はその後どんどん持ち上がる相場で損切りを余儀なくされ、想像以上のショートカバーがでて10日のNYタイム終了時にはなんと105円台後半まで値をあげることとなってしまったのです。

一定の戻りがでるとは言え、前日まで存在がリスクといわれたトランプが大統領になっただけでここまで相場が上昇するという事態になったことには理解できない投資家が続出しており、今もそうした納得のいかない状況が続いているといえます。

※ドル円下落から反転の相場
20161112_02

債券売り、株買い、ドル買いが明確に示現

金融市場ではトランプ政権で大幅な財政出動が期待できるという見通しが強まったことから債券が売られることとなりました。

今回のトランプ勝利後の相場の急上昇は、やはりトランプの勝利演説に絡んでいるようで、この直後から債券が暴落に近い形で売られて株式に資金がシフトしてしまう動きが顕在化したのです。

「我々は都市部のスラムやトンネル、高速道路などのインフラを立て直していきます。これは非常に重要なことなのです。」

と、あえて勝利演説から財政投資のことを組み入れた点を相場は大きく評価したようで、ここから怒涛の買戻しが進むこととなったのはご存知のとおりです。

個人的な印象でいえばヘッジファンドなどの仕掛け買いがでたような気がしてなりませんが、結果的には未曾有の大商いが週末まで続くことになったのです。

上下両院とも共和党がマジョリティというおまけ付もこうした動きに拍車をかけてしまったようです。

※ダウ推移チャート
20161112_03

確かに一定の買戻しは想定できたものの、一度も大きく下落せずに切り返したことや、とにかく史上最高値をあっさり更新してしまったのはさすがにショックであった投資家が多く、少なくとも株価は感謝祭か、クリスマス休暇の手前までこの状況が続きそうな気配となってきています。

ところでもっともこの先の動きが読めなくなってきたのがドル円です。

週末の11日金曜日は米国がベテランズデーのため、債券相場がクローズとなったためドル円の上伸は限られましたが、すでに日足で200日移動平均線を超えるところまで戻ってきていることから、ここからは迂闊にレベル感から戻り売りをすることもできない状況になってきています。

※200日線を超えてきたドル円
20161112_04

恐らくNY株価のほうは11月後半の感謝祭からクリスマス休暇前まで上昇と高止まりが持続する可能性があり、国債金利がさらに上昇する可能性もありますから、当分下げにはならなさそうで、果たして為替がそれに追随したままになるのかどうかが注目されるところとなっています。

ただ、トランプが大統領になった以外には現状ではまったくもって新しい材料があるわけではありませんし、政策の中身も政権のスタッフもまだ発表されているわけではありませんから、単なる期待だけでここからさらに買いあがるのかどうかにはかなり疑問がわく状況でもあります。

とくにドルに関してはドルインデックスが100を超えるレベルになると金融政策担当者からかならず口先介入があるのが米国の最近の特徴となっていますから、ドル円がさらなる上昇をするのかどうかは、かなり厳密に見定める必要があります。

足元では7月21日、ヘリマネ騒動の期待から買いあがった107.490円を超えられるのかどうかが試金石人になりそうですが、これを超えても果たして110円レベルまで戻るのかが大きな問題です。輸出勢の売りは107円超からかなり並んでいる状況であり、実需の売りが行く手を阻む可能性が高いといえます。

また、ドル高を容認しないトランプ氏が為替について就任前でも言及するようなことがあれば一瞬にして相場が下落するリスクも高まることになりそうです。

今回のトランプ相場は期末に向けて利益を積み上げたいファンド勢が加勢して大きく相場を吊り上げている可能性も高く、感謝祭の前、もしくは長くてもクリスマス休暇の前までに一旦終息する可能性はかなり高くなりそうです。

とはいえ、調整が入っても100円方向にすぐ下落する材料も当面は見当たらず、比較的幅の広がったレンジ相場が継続するものと見るのが間違いないかも知れません。

大幅下落リスクは政権発足時か?

本格的に相場の見直しが入るとなれば、それは1月に入ってからということになりそうで、下手をすると12月14日にFOMCで利上げがあってもほとんど無風で通過してしまうことさえありえそうです。閣僚や経済政策のブレーンの顔ぶれが揃えば、それなりの反応もでることになることでしょうし、なによりこれまで様々に暴言を吐いてきた政策のどれが履行できるのかが見えてくる時点で一定の調整がでることは間違いなさそうです。

ただし、直近のメディア報道では金融大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)が財務長官になるといった情報も出始めており、当初の想像以上にしっかりとした骨太政権になり、とくに経済、財政問題に関してはオバマ政権よりも強固な状況が築かれることもありえそうで、一概に売りがでるとはいえないところに差し掛かってきています。

NY株価は年明けに再度続伸継続の可能性も

こうなると株価については年明けから再度上伸することも視野に入れておく必要がありそうですが、それに比べてドル円はかなり不透明感が高く、トランプ政権が明確にドル安政策を履行しはじめれば100円方向への下落が再示現するリスクも当然考えておかなくてはなりません。

当面はテクニカルチャートでしっかり売買ポイントをさぐりながらの展開になりますが、いきなりのパラダイムシフトについていけない投資家はかなり多いようで、足元でも利益確定と損切りのせめぎ合いで相場は想像以上に不安定な状況です。

一定の方向感がつかめるまではスキャルピングや短期のデイトレに終始しておくほうが安全かもしれない11月相場になりつつあります。

今年は実に想定外の動きが続出することになった為替相場ですが、年末までまだまだ気の抜けない動きが継続しそうで、方向性に確信がもてないときには、あまり無理をすることなく余裕をもって一旦休むといった調整も必要になってきそうです。

\ついに完成/
FX三種の神器

「なぜこれが無料?」という声多数。
一撃100pipsは当たり前、初心者が迷わない唯一のツール&トレードマニュアル(PDF 32P)

さらにコアな情報をゲット
ブログ公式LINE@

ブログでは言えない稼げる投資情報を複数持っています。ご興味のある方はLINEで♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

PN 今市 太郎

外資系コンサルティングファーム、外資系生命保険会社を経て独立ビジネスコンサルタントとしてビジネスプロセスコンサルティング、クラウドコンピューティングのリプレイスメントや海外のファンドのM&A投資コンサルティングなどに従事。 そのため、株の売買はインサイダーにならないようにFXだけに特化し2007年から本格的に売買をスタートし、9年の実績。 現在は月間5000PIPSから8000PIPS程度をコンスタントに獲得できるように日々精進している。