TPPとは!?農業に対しての影響まとめ

最近話題のTPPですが、ニュースでは詳しくやっているけれど、実際のところどのような内容で、どんなことが行われているのか理解していない人が大半です。

ですから、今回は農業においてどのような影響が出るのかをまとめてみました。

1.TPPって何?

近頃、何かと話題となるTPPこと環太平洋戦略的経済連携協定(Trans-Pacific Storategic Economic Partnership Agreement)ですが、そもそもどのような協定なのでしょうか。

TPPは、農業など第一次産業のみでなく、工業分野などの第二次産業にも深く関係するため、ニュースでは日本の利益になるかならないかばかり議論されています。
しかし、TPPの最大の特徴は経済・金融を含めた広いサービスの自由化です。

では、これまでの貿易協定と TPPは一体なにが違うのでしょうか。

環太平洋パートナーシップ(TPP)協定とは,オーストラリア,ブルネイ,カナダ,チリ,日本,マレーシア,メキシコ,ニュージーランド,ペルー,シンガポール,米国及びベトナムの合計12か国で高い水準の,野心的で,包括的な,バランスの取れた協定を目指し交渉が進められてきた経済連携協定です。2015年10月のアトランタ閣僚会合において,大筋合意に至りました。今後,各国と連携しつつ,協定の早期署名・発効を目指していきます。
(http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/tpp/ より引用)

2.TPPのはじまりは?

そもそも、貿易協定には自由貿易協定(Free Trade Agreement、FTA)と、経済連携協定(Economic Partnership Agreement、EPA)の2種類があります。

FTAは、2つ以上の国または地域で、物品やサービスの自由化を行い協定、EPAはFTAに加えて投資や経済取引等、貿易以外の幅広い分野に関しての包括的な協定のことをさします。

つまり、EPAの中にFTAが含まれているということです。

TPPは、環太平洋の国々で締結される極めて広範囲のFTAまたはEPAであり、締結国間ですべての品目の関税撤廃を行い、高いレベルの貿易自由化を目指すことが目標です。

TPPはそもそもシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4か国で締結された協定です。
これら4か国は、シンガポールの金融・経済サービス、ブルネイの農業、チリの鉱石、ニュージーランドの乳製品と、いずれも少数の製品に特化している傾向があり、互いの長所を生かしあうためにこれまでにないほど高い自由化を進めてきました。
これにアメリカ合衆国が参加したことにより、TPPはEPAやFTAの範囲を超え、世界的に重要な貿易協定となったのです。

3.TPPをめぐる意見

そんなTPPですが、日本においてはしばしば賛成派と反対派の間で熱い議論が交わされています。

賛成派は主に工業分野に連なる人々で、関税撤廃によって日本の輸出競争力が上がることTPP参加国の間で貿易・投資ルールが標準化されること金融サービスの精度共通化の影響により企業の国際化が進むことを主張しています。

一方、反対派は農業に関わる人や金融サービス制度変更によって不利益となる人々です。

彼らは、TPPによって安い輸入農作物によって日本の農業が衰退すること、TPP加盟国間でのみ閉鎖的な貿易が行われる「ブロック経済」が進展することなどを挙げています。

TPP賛成反対派は、自身の利益と直接かかわるひとによってなされているため、互いの主張の押し付けあいになっているのが現状です。

4.TPPの影響試算の矛盾とは?

さて、農業に深くかかわる農林水産省では、TPP前後で日本の農業がどの程度の打撃を植えるのかを試算しています。
例えば、日本人の食生活に欠かすことのできない米について、アメリカ合衆国から210万トン、オーストラリアから60万トンの計270万トンが置き換わるとしています。
日本国内の米の総生産量はおよそ860万トンなので、おおまかに3分の1が置き換わるとされています。
しかし、実はこの試算にはいくつか欠点があります。
この試算では、輸出国の米の総生産全てが日本へ輸出されるとしています。
しかし、実際は輸出国内の日本食レストラン向け消費が拡大していることを考えると、まるまる日本に輸出するとは考えにくいです。
また、日本人好みのコシヒカリのような短粒種は総生産量を占める割合がかなり少なく、わざわざ「日本人が好まない」タイプのお米を輸出するとも思えません。
このように、案外TPP問題で「農業に深刻な影響」とするには首をかしげるような試算もあるのです。

5.TPPの影響と重要5品目

とはいえ、TPPで日本農業が全く影響を受けないわけではありません。
日本は「重要5品目」として「米、小麦、牛肉と豚肉、乳製品、甘味資源作物」の5種類を聖域としています。

現在、この5品目も関税引き下げの対象とするよう会議が進められています。
では、それぞれが直面している問題点についてみていきましょう。

まず、すべてに共通している問題が輸入品の方が国産品よりも安価であるということです。

アメリカ合衆国やオーストラリアの農場は、日本とは比べ物にならないほど広大であるため、機械の導入が容易で人件費がかからず、機械化の進展により効率も良いため国内品よりも価格が安価であるという特徴があります。
これに対して、日本は国土の傾斜が急で機械化が進みにくく、また土地をまたいでの大規模化も進めにくいことから、生産コストが高いため、どうしても生産価格が高くなってしまうのです。

5-1.米の場合

米で問題となるのは、何と言っても国産品と輸入品の価格差です。
また、食味検査では品質評価は国内品とほぼ同等です。
このため、国産品よりも輸入品の方が人気となる可能性があります。

農業も経済行為ですから、日本で米が高く売れるとなれば、転作などにより外国農家が米の生産を増やす可能性もあり、そうすると日本の米農家はさらに厳しい状況に追い込まれます。

5-2.小麦の場合

小麦では、米と同じく生産コストが高いことと、加工に労力と設備がかかることが問題です。
小麦は乾燥した地域を好みますが、日本の気候は高温多湿。
そのため、乾燥に大量のエネルギーが必要になります。
また、最近は「ゆめちから」のように日本で品種開発された小麦も増えてきましたが、日本の小麦はパンの材料となる強力粉ではなく中力粉や薄力粉のため、用途が狭いという問題があります。

5-3、4.牛肉・豚肉と乳製品の場合

牛肉・豚肉はある程度国産品のブランド化や高品質化、高級な部位として差別化が進んでいるものの、海外の大規模フィールドロットに比べると生産設備は小規模かつ費用がかかります。
また、乳製品も輸入品の方が安価であるため、加工品のバターやチーズは特に打撃を受けるとされています。

日本では、今バターが品薄であるためTPPに期待している人も多いですが、飲料用の「牛乳」も輸入されるため国産品と競合が起こるとされています。

5-5.甘味資源作物の場合

甘味資源作物とは、砂糖のもとになるサトウキビやてんさい(サトウダイコン)のことですが、重要5品目の中でも最も海外品との競争力が弱いとされている作物です。
このうち、砂糖の大半を占めるてんさいは、北海道でほぼすべてが生産され輪作の一部であることから、他の作物への転換も可能かもしれません。
しかし、もう一方のサトウキビは代替候補もなく、ブラジルなど熱帯地方で安価克大量に栽培されているため非常に「危ない」作物のひとつとして扱われています。

まとめ

何事もまずはTPPを理解をすることが大切です。

世の中の多くの人は理解もしないで、少し聞いたような話を信じて、噂として広まっていってしまいます。

しかし、本当に大切なことは、正しい情報を自分の手で調べて正しい情報を身につけて、対策を打っていくことです。

農業は日本人に取って大切な産業でもあります。
ですから、他人事ではなくみんなが責任意識を持って取り込んではいかなくてはなりません。

\ついに完成/
FX三種の神器

「なぜこれが無料?」という声多数。
一撃100pipsは当たり前、初心者が迷わない唯一のツール&トレードマニュアル(PDF 32P)

さらにコアな情報をゲット
ブログ公式LINE@

ブログでは言えない稼げる投資情報を複数持っています。ご興味のある方はLINEで♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

佐藤 まさむね

ブログ管理人。FX歴2007年~、トレード手法で使うのは水平線、ダイバージェンス、ヒドゥンダイバージェンス、プライスアクション、フィボナッチ。FXの月間最高実績2500pips、最近は暗号(仮想)通貨にハマり主にアルトコインに分散投資中。FX&暗号通貨好きな方との情報交換を欲している。