2016年相場・暴落タイミングをいかにして察知するか?

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いよいよ2016年の相場がスタートしましたが、今年は例年にも増して注意をしていかなくてはならないのが相場の大幅下落です。

残念なことに下落要因となりそうなファクターは非常に多く、何がきっかけで大幅下落につながるのかはほとんどわからないのが実情となっています。

ただひとつだけはっきり判ることは、暴落は暴騰よりも多く起こることになり、しかもその規模は相場の上昇スピードよりはるかに速いということです。

しかし、暴落のタイミングをテクニカル的に察知するというのはきわめて難しいことで、暴落後の底値を占うことはできても暴落タイミングそのものを察知するのはほとんど不可能に近いのが現実の問題です。

それではどのように暴落に向き合って行けばいいのでしょうか?

年初でもありますので今回は、そんな視点で相場を考えてみたいと思います。

1.2015年のドル円の年間の動きから暴落を検証してみる

ドル円の2015年における年間の動きを再度検証してみますと、大暴落が起きたのは2回です。

  • 1月15日、日本時間夕刻におけるスイス中銀の突然の対ユーロ介入中止宣言
  • 8月24日、中国人民銀行の人民元切り下げに伴う大幅下落

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この図はエンベロープ日足の13日移動平均をベースにプラスマイナス1σが1%、プラスマイナス2σが2%のレベルを表示しているものです。

ボリンジャーバンドに比べますと幅が均一であるため値幅の動きだけをチェックするのには秀逸なツールということができますが、これで年間の動きをみてみますと、1月15日のほうはユーロ起因であったため比較的ドル円への影響は軽微で、ぎりぎり-2σをちょっと超えたところで止まっていることがわかります。

一方、8月24日の中国人民銀行起因の暴落はアルゴリズムがその暴落幅をさらに加速させる動きとなり、124円から崩れだした相場は米国の証券市場開始前の日本時間午後10時16分ぐらいからいきなり数十秒であっけなく116円まで大幅下落をし、その後すぐに買い戻しが入りましたが、相場はその後も大きく乱高下することとなりました。

ほぼ1月から4ヶ月近くかけて上昇した相場がほんの数十秒で失われるという典型的な暴落相場を形成することとなってしまったわけです。

このとき仮に124円台でドル円を1万通貨売りでもっていればほんの数十秒で8万円の利益を獲得することができたというわけです。また逆に言えば、ストップロスを置かずに丸裸でロングをもっていれば一瞬にして8万円失ったことになります。

ドル円が暴騰するケースというのは、経済統計の結果や中央銀行の政策決定を受けてがほとんどですが、どんなに暴騰するといっても所詮プラス2σ以内ものであり、相場の変動視点で見ますといかに暴落に破壊的なパワーが潜んでいるのかがよくわかる次第ということができます。

2.ドル円では日足でRSIが80を超えると年間を通じて必ず30近くまで下落調整が出ている

オシレータ系のテクニカルツールは、あまり短い時間足だけで見ていますと天井や底に張り付いて参考にはならないことが多いのですが、ドル円の2015年を見てみますとこのRSIが日足で80を超えれば必ず下落しており、暴落が起きても30近くにならなければ底を抜けることはないことが1年を通じてみていますと理解することができます。

暴落の底値はオーバーシュートがありますから、20以下という数字に到達することもありますが、80を超えるほど上昇した場合には、ストップロスをおくことを前提にして逆張りで売りのポジションを常に持ってみるというのがひとつの戦略になりそうです。

特に2016年ドル円の天井は高くなさそうですから、一定のレベルに上げたらとにかく少ない枚数でかまわないので売りで臨んでみるのは暴落相場対策にはなりそうです。

3.ストップロスの下にあえて2倍返し、3倍返しの逆指値をセットしてみる。

ドル円でロングポジションを持つ場合には、とにかくまさかの暴落に備えてタイトなストップロスをセットしておくことが身を守るためには最大の手法となることは言うまでもありませんが、さらにその下にまさかのときのために逆指値で売りを同時にセットしておくというのも面白い暴落利益獲得手法になりそうです。

ただし、底値で2倍返しや3倍返しのボリュームをセットしてしまいますと損失を拡大しかねないことになりますが、暴落タイミングに自力でドテンをするというのは実際にはかなり難しくなりますので、少し離れたレベルに逆指値をセットしてみるというのは意外に効果的な方法になる可能性があります。

たとえば8月24日の暴落では119円あたりにこうした逆指値をセットしておけば、117円ぐらいまでに指値をおいて3倍のポジション設定をすることで6円分の利益を確保することもできたわけです。

雇用統計の大幅上昇局面ではこうしたロングの逆指値が機能することが多くなりますが、あえて暴落局面対策にこのような仕込みを常にしておくというのも暴落対策としては、なかなか面白い手法になりそうです。

ただし置きっぱなしにせず週単位ぐらいでその位置は常に変動させるといった細かな対応が必要になるのは言うまでもありません。

4.ユーロドルでは下落より上昇に注目

ドル円とは裏腹にリスク局面で大きく買いあがる通貨ペアになってしまったのが2015年のユーロドルです。

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ドル円同様2015年1月15日のスイスフランショックではユーロとスイスフランの動きだけにユーロドルも大きく値を下げ瞬間で250PIPS近い下落を示現しましたが、その後はさら下落が続くこととなりました。

ただし8月24日の人民元起因のドル円暴落では完全にドル円とは逆相関の動きで大きく買い上げられることとなり、エンベロープ13日移動平均の+2σかはるかに上まで買い上げられることとなったのです。

これは3月から実施されている量的金融緩和に基づくマイナス金利の影響が極めて大きく、市場では低金利のユーロを使ったユーロキャリー取り引きがかなり定着していることを明確にうかがわせる動きとなっているのです。

つまりまずユーロを調達してそこから様々な投資を行うことになるため、なにかリスクが発生して投資案件を買い戻す場合にはユーロも買い戻す動きが圧倒的に強くなりこうしたリスク回避時の動きが明確化することになったといえるのです。
したがって、ドル円暴落の場合には、ユーロドルは買い上がることを前提としてポジションを仕込んでおくことが必要になることがわかります。

ユーロドルの場合には2015年12月3日のECB理事会での失望からの買戻しで450PIPSという莫大なショートカバーを演じることとなりましたが、それでもまだ上値には根っこのようにショートが残されていることからこうした暴落によるユーロ買いがでるとその動きにショートカバーが増幅する可能性が高まるともいえるのです。

したがってユーロドルも底値では買い持ちにするとか、一定のレベルから先に逆指値を常において市場の暴騰に備える準備が功を奏しそうな状況になってきているのです。

こちらも逆指値などの設定レベルが難しくなりますが、ドル円よりもはるかに1日の動きの大きなユーロドルですからそうした日々の動きを勘案してポジションを仕込んでおくことが肝要になりそうです。

こうした逆指値のようなポジションは相場を見ていられないときに勝手についてしまうこともあるので、それなりのリスクがあるのも事実ですが、相場の下落リスク時には信じられないような大きな利益を獲得するチャンスが生まれますので、なんとかそのチャンスに乗れるような仕組みをセットしておきたいものです。

とくに年明け早々大きな下落の可能性もでてきている為替相場ではこうした用意周到な仕組み設定が確実な利益を確保する方法になってくるのです。


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