スカイマークエアラインズ株を買ってはいけない本当の理由

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
※この記事は61で読むことが出来ます

0603_01

株式投資をしている方であればご存知の通り、
東証1部上場企業のスカイマークエアラインズ社が2015年1月に東京地方裁判所に民事再生を申請して民事再生手続きに入ることが確定しました。

それを受けて、2015年3月1日付けに上場廃止となりました。

上記を踏まえ、スカイマーク株の今後を考察していきたいと思います。

そこでまずはこの民事再生に関して誤解をされている方が多いので解説をしておきます。

倒産と民事再生は違う

まず、倒産と破産は同義語になります。

たとえば、自己破産というのがあります。
個人で破産をした場合、その残余財産の分配を債権者で話合い、その上でその本人が最低限、生活できるもの以外はすべて売却をされます。

銀行口座も解約をされ、公民権も停止されます。

これが会社の場合、残余財産を債権者、株主で分配して会社の痕跡を一切なくなるようにします。
当然、法人登記も抹消されてこの世からなくなることを意味します。

簡単に言うとこれが倒産です。

一方、スカイマークは民事再生法の申請を受け、現在その手続き中になります。

これを倒産(破産)と思っている方も多いですが、破産とは違います。
なぜなら、会社名も残っていますし、会社も現在運営をされています。

法律的には、破産というのはその個人や法人の登録を抹消することですから痕跡はなくなります。
しかし、民事再生は簡単に言えば借金を負けてください、というお願いになりますので、世の中には存在することができるのです。

つまり、法律では破産は罰みたいなもので、民事再生というのは執行猶予というよりも若者の更生を願った未成年の犯罪に関して刑事罰を軽くするというような法律のようなものです。

なので、スカイマーク自体はこれからも存続します。

しかし、民事再生法の適用を受けなかった場合はアウトになります。

すなわち倒産、破産になります。

実は2011年頃から破綻は予言できた

2011年頃、大阪から長崎に仕事で行かなくてはならないときに、全日空や日本航空の便を抑えようとしたのですがあいにく何れも満席でした。

それで、どうしようかと思っていたときに教えられたのが神戸発、長崎行きのスカイマーク便です。

当時は新空港ラッシュで、神戸空港をみてみたいという気持ちもありました。

まだ、LCCも登場していませんので、スカイマークは安いと聞いていたのですが大して安くもない運賃ですが仕方なく選択肢に入れたのです。

乗った感想。

ひどい、嫌悪感を抱きました。

間違いなく、この会社は早晩、経営危機や倒産になる、と確信を持ちました。

帰宅後、すべてのスカイマーク株を売り払ったのは言うまでもありません。

その理由は、思い出すのもイヤなので書きません。
結構、インターネット上では話題にはなっていましたが。

スカイマークの立ち位置

現在のスカイマークの立ち位置というのは非常に中途半端な立ち位置にいると思います。

まず、この航空会社の「売り」は何!?

と、問いたくなります。

上質なサービスなんて土台無理な話ですし、格安航空が出てきた現在、安くはないスカイマークを選ぶ選択肢はありません。

スカイマークを好んで選択する人は、そうはいないでしょう。

もちろん、登場時の話題性や海外旅行のHISなどに相当お世話になっている人は使うかもしれません。

しかし、私のように何のゆかりもない人間にとっては、使おうという気が置きません。
席が空いているのなら、必ず、スカイマーク以外の大手二社や格安航空を使うと思います。

株式投資においても同様で、

売りのない会社に誰が投資をするのか?!

という命題です。

支援の行方

国内ファンドの支援によってこのスカイマークの支援策はまとまろうとしています。

しかし、このファンドは高い報酬で受けただけです。

全日空とその金融機関は、全日空が運営をするのであればスカイマークの経営陣のように間抜けなことはせず、手堅い経営をしてくれるだろうという思惑だと思います。

また、全日空は羽田の発着枠が欲しいだけ、と穿った見方をすればそうなります。
また、スカイマーク破綻原因の航空機リースの商談相手もスカイマーク倒産における損害を回収しようと支援企業に廻っています。

このように、支援企業の思惑というのは、全部自分の都合だけで支援に廻っているだけで、スカイマークの将来性などにあまり魅力を感じて支援しているわけではありません。

誰が見ても、スカイマークに将来有望性があるか?
といえば期待はできない、と言うと思います。

支援企業の思惑

スカイマークを支援する企業の思惑は下記の通り。

1.全日空

  • 日本航空に対抗するための方策
  • 羽田の発着枠が手に入る

2.国内ファンド

  • 報酬が良い

3.航空リース会社

  • 単にスカイマークにエアバス機リースの契約で損をしたのが回収できなくなかったから支援。

4.国内金融機関

  • スカイマークには大なり小なり被害を受けているが、全日空が受けるならまじめにやってくれるだろうというだけの思惑

さて、各企業のこの思惑をみて、スカイマークに将来性を感じますでしょうか。

結局のところ、スカイマーク株は買いか?

現在、スカイマークは上場していませんが、関連企業のANAや金融機関は上場しています。

果たしてこの支援に対して、有効な投資と思えるのでしょうか?

ANAは長年、日本航空優遇の政策に不満を抱いていると思います。

しかし、ここまで露骨にやると、なんだかゲンナリな感じがします。
日本航空の税金の優遇策などみると、チキショーと一生懸命努力した成果を認めますが、ANAの努力は皆が認めているのに、このネガティブ思考にはなんだかウンザリします。

もう他の会社は、自分の都合だけです。
特に金融機関はこれだけ融資先のない時代なのですから、おカネならあるから貸してあげるといった感じにしかみえません。

加えて、スカイマーク自体の魅力のなさになります。

おそらく再上場はするでしょう

支援企業は意地でも再生法の適用に向かって動くでしょう。

しかし、実はすでに内紛が起きています。
各々、スカイマークで損をした金額を回収するために。です。

全日空などは、支援に廻って、5年以内に再上場すると明言していますが、再上場したらその株式はほとんど売却すると思います。
羽田への優先発着権を確保することができるくらいの株は売却するでしょう。

従業員の質やサービスを考えると、その教育にもおそろしく時間がかかると思います。
企業としての質の問題だと思います。

また、収益見通しとして安定的な収益は見込めるけど、成長期待は現時点では全くありません。

まとめ

スカイマーク株を買ってはいけない理由をまとめると、

  1. スカイマークは企業としての売りがない
  2. 支援企業は自分の都合しか考えていなく、再上場後は知らんという態度である
  3. 結論として長期投資にはまったく向かない株式である

となります。

では、長期投資に向く株とはどのような株でしょうか?

長期投資に向く株とは

ここでの長期投資に向く株とは、将来自分が老齢になっても配当金で生活できることの株を指すこととします。

今、アナリストたちが色々な株式を推奨していますが、目先の利益ではなく、その会社がどう世の中の役に立っているのかを見極めるべきです。

たとえば、全日空は素晴らしい会社だと思います。

しかし、日本航空に対するライバル心は称賛に値すると思いますが、ここまでのステータスを得て日本航空に対する敵愾心をむき出すのはなんとなく情けない。とも感じます。

誰しもが日本航空に劣らない立派な会社と認めているのに、公言する品性のなさというのはあまり感心しません。

株式投資というのは上場会社に対して行いますが、上場会社というのは日本の数ある会社の中でも優秀な会社です。

その品格等も上場会社には必要であり、社会の公器であると思います。

そういった企業を見極めて投資していくことが、長期投資に向く株式投資なのではないでしょうか。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*