不透明なドル円相場に大きな影響を与えるオプション取引について考える

トランプ政権が発足してからとにかく為替相場のほうは日替わりでネコの目のように上下に動く展開が継続しており、明確なトレンドはないままに比較的幅広いレンジを意識しながら上下する動きとなっています。

この動きは個人投資家のみならずプロの投機筋をも翻弄させる動きになっていることは間違いなく、方向感のない相場に対応するためオプションを相場の上下に買い、それを利用した売買を手がけはじめていることが目立ち始めています。

そこで今回はこのオプションについてクローズアップしてみることにします。

オプション取引とは!?

昨今、オプションといいますと個人投資家はまず最初に思い出すのがバイナリーオプションということで、一定の時間に相場が上に行くか下にいくかを予想して資金を賭ける売買が主ということになりますが、実はこれもオプションの手法の列記とした1つに入ります。

もともとオプションは、事前に設定された特定日までにあらかじめ設定された特定売買を行う権利を得ることをさします。

ここで権利と呼んでいるのは、あくまでも売買することができる資格のことで、この権利を手に入れて、相場上で有利に働く場合には権利行使をすることができますし、逆に不利になる場合には権利を放棄をすることができるようになっているのです。

したがってリスクヘッジなどで高い金額で購入しても相場の状況によっては、まったく使えなくて終われば無駄な買い物になることも十分にありうるのです。

つまり、オプションはどのレベルに買いや売りを入れるかについて目利きが必要になります。

オプションの種類

このオプションについては様々なものが用意されていますが、まず買いの権利を得られるものと売りの権利を得られるものが存在することを理解しておかなくてはなりません。

購入権利があるオプションをコールオプションと呼び、売る権利のあるオプションはプットオプションと呼ばれます。よくFXのニュースなどにも114円にコールオプションがあるとかプットオプションがあるといった情報がでてきますが、同じ期日と価格に設定されたオプションでも売りと買いとでは全く機能が異なるものとなるわけです。

さらに通貨オプションの種類としては次のようなものがあります。

バニラオプション

通常のオプションはアイスクリームのバニラにたとえてバニラオプションと呼ばれるもので、この価格に到達したところで買いか売りの権利を得られるオプションということになります。
これがもっともオプションの中では多く売買されているものといえます。

エキゾチックオプション

通常のオプションにさらに様々な条件をつけたもののことはエキゾチックオプションと呼ばれています。
為替市場でしばしば登場するのがバリアオプションと呼ばれるもので、これはオプション販売時に設定されたバリアの価格に到達すれば権利が発生するというノックインオプションと、逆にバリアに到達したときに権利が消滅してしまうノックアウトオプションがあります。

一般的にはノックアウトオプションによく出会うことが多く、オプションの購入者は相場がその価格に到達してしまわないように手前で必死に防戦を行うことになるケースに出くわすことがあります。

ダブルノータッチオプション

期間内にあらかじめ設定した上限、下限のいずれにも達しなければ有効になり、高額の金額を獲得できるというのがダブルノータッチオプションと呼ばれるものです。
こちらは設定価格に近づくと購入者による防戦が行われますので、なかなか超えられないバリアになってきますが、こうしたノータッチオプションは結果的には破られるケースが多く、逆に市場がオプションを付けに行くような動きをすることもあるのです。

デジタルオプション

デジタルオプションは、権利行使日に為替価格が権利行使価格に達した場合に一定金額の支払を受けられるというインセンティブの設定になっています。
ダブルノータッチオプションはこの権利行使価格に達しないことで一定金額をもらえるようになっていますが、デジタルオプションは到達で金額の支払いを受けられるため、逆につけに行く動きが活発化することになるわけです。

投機筋がしかけるオプションによる売買戦略

投機筋はボラティリティが大きく上昇か下落のどちらが起きるか判らないときにこのオプションを利用したロングストラドルという戦略を取ります。

これは、満期日でニュートラルになるようにコールオプションとプットオプションを隔月で同じ枚数を買い建てすることになります。
この場合に相場がどちらに動いても一定以上動けば必ず利益になるのが特徴で、3月第一週ドル円の114円や114.500円近辺に大量なバニラオプションが設定されていたのは、こうした戦略的なオプション設定の一部と思われます。

オプションは相場が動かなくなるとその価値はどんどん減ることになりますから、とにかく上でも下でもボラティリティの動きがでればでるほど保持者にとってはうれしい相場の展開となるのです。

またロングストラングルという方法を取るケースも見られます。

こちらは満期までに到達する可能性のあるオプションのプットとコールをやはり同枚数購入することになります。
相場が予想以上にどちらかの方向に大きく動いた場合、安くオプションを購入しているので大きな利益になることから、上げ下げの予想ではなくあくまで相場が到達するかどうかのエリアにオプションを設定することが重要になるのです。ボックス相場などで安くオプションが買えるときにはこうしたやり方を取ることもあるのです。

大量のオプションが相場をブロックする最近の市場

2月、3月とドル円には驚くほどのオプション設定が見受けられるようになっており、このオプションの存在が相場を翻弄するようにもなりつつあります。

通常ドル円の1日の取引は100億ドル程度が健全なレベルといわれますが、直近では、ドル円のオプションのみで1日にエキスパイアするボリュームが30億ドルなどと全体取引の3割近くに上るケースが続出しています。

通常のバニラオプションであってもプットやコールなどを組み合わせて保有した場合相場を越えたところでオプション見合いに売ることもできますし、手前で売っておいて相場がそのオプションを超えていけばストップロスの代わりに買っていくというようなこともできることから、大量のオプション設定がされますとエキスパイアするまで異常にその相場近辺で価格が上下してしまうということも見受けられるようになるのです。

このオプションの存在でもうひとつ厄介なのは、市場全体でどれぐらいのオプションが設定されているのかの総額を正確に把握することができないことです。

ほとんどのオプション設定は市場関係者から漏れてくるもので、それをFXニュースなどの業者が足で稼いでまとめているものですから、どこまでが本当なのかはまったくよく判らない点が非常に大きな問題となります。

したがってあくまで噂となっている情報を信じて取引する以外には確認のしようがないのがなかなか難しいものとなります。

しかし事前に情報がありますとその相場の価格レベルではやはりオプションがあるという感じの動きになることが多いことから、量はわかりませんが、オプションが存在することだけは認識することができます。

したがってこうした情報がでているときにはちょっと気にしたほうが取引にはプラスになりそうです。昔から為替にオプションはつきものですが、これだけ特定のレベルにオプションが多く見られるのもトランプ相場ならではの状況ということができるのではないでしょうか。

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ABOUTこの記事をかいた人

PN 今市 太郎

外資系コンサルティングファーム、外資系生命保険会社を経て独立ビジネスコンサルタントとしてビジネスプロセスコンサルティング、クラウドコンピューティングのリプレイスメントや海外のファンドのM&A投資コンサルティングなどに従事。 そのため、株の売買はインサイダーにならないようにFXだけに特化し2007年から本格的に売買をスタートし、9年の実績。 現在は月間5000PIPSから8000PIPS程度をコンスタントに獲得できるように日々精進している。