株式投資で一番大切なのは「損をしないこと」である

株式投資で一番大切なことはなんだろうか。
極論すれば、それ以外のことは末端のことであると断言できるような一番大切なこと・・・。皆さんは考えたことがあるだろうか。

株式投資のポータルサイトなどを見ていると、色々なことが書かれている。トレンドに乗ること、テクニカルアプローチのこと、会社四季報の読み方、メンタルの大切さなどなど。なるほど、それらももちろん大切であるが、それよりなにより大切なことがある。

それは「損をしないこと」である。
メンタルではないのかと言われるかもしれないが、巷では、「適当なタイミングで満足して利益確定しよう」「損失が広がらないうちに損切をしよう」「相場が乱れても冷静に」などといった本質を外した教訓が幅を利かせているため、これらと混同するのは間違いである。

株式投資で最も成功したとされるウォーレン・バフェットもこう言っている。

「お金持ちになるためには2つのルールを守りなさい。」

  • ルール1:絶対に損をしないこと
  • ルール2:絶対にルール1を忘れないこと

 これは、単に損をする人が多い市場において、損をしなければまずまずの結果であるというような意味ではない。株式投資では、少なくとも数万円、多い場合には何百万円、何千万円という多額のお金を運用していく。ギャンブル的に投資をしても1/2の確率で儲けることができるであろうが、損をした時には目も当てられない。失うお金が余りにも大きいのである。そして、損失分を再び稼ぎ出すのは大変なことだ。
仮に100万円の投資をするとして、30万円の損をしたとする。利回りの市場平均は7%くらいであるから、残った70万円で複利運用した時、再び100万円に戻すためには5年と4ヶ月もかかる。しかも、市場平均を下回ることやさらなる損失を出すことを考慮に入れず、このような長期間を要する。だからこそ、まずは損をしないことが大切なのである。
 では、損をしないためには何が大切なのか。簡単なのは、「何が大切か」だけではなく、「何が大切ではないのか」を知ることである。株式投資では、本当はそれほど大切ではないことにとらわれて損をしている人が大勢いる。株式市場の歴史から大切ではないものを学び、大切な物を知ることが重要である。それでは、大切ではないものを見て行こう。

IQではない

株式投資によくある勘違いの一つに、「株は頭のいい人でなければ儲からない」というものがある。損失を自分の知能のせいにするのである。しかし、それでは望みがないし反省もない。株での失敗はIQではなく、それ以外の部分に原因があることがほとんどである。 株式投資にIQはそれほど重要ではない。ベンジャミン・グレアムがいう「賢明な投資家」というのも、IQが高い投資家の意ではない。
 IQより大切なのは、精神性である。つまり、辛抱強いこと、規律通りに行動できること、学ぶ意欲があること、感情をコントロールできること、自分で考えられることなどであり、これはIQよりも性格に依るところが大きい資質である。グレアムも、「投資家に必要な資質は、頭脳というよりは性格特性である」と言っている。

こんな実例がある。1998年、アメリカでロングターム・キャピタル・マネジメントというヘッジファンドが設立された。このファンドは、数学者、コンピューター科学者、ノーベル賞を受賞した経済学者という一流の頭脳が率いるファンドだった。株はIQであると考える人々がこぞってお金を出し、このファンドは世界中の金融システムに影響を及ぼすほどの巨額の資金を投じた。しかし、数週間のうちに20億ドル以上の損失を出し、退場を余儀なくされた。

株式投資はIQではない。逆に考えれば、誰にでも可能性があるともいえる。       

トレンドではない

株で儲けるためにはトレンドに乗ることが大切である。よくこう言われる。というよりは誰もかれもがこう言う。アナリストなる人々も、投資家たちをトレンドに乗せるべく書きなぐりに励んでいる。たしかに、トレンドに乗れば利益は出るため否定するわけではないが、トレンドを追い求めすぎると失敗をする。つまり、最も大切な「損をしない」という方針を危険にさらすことになる。
実例を見てみよう。偉大な発明があると世の中は変わるものである。車や鉄道や航空機といった交通手段の革新がそうであるし、昨今の情報革命も同様である。世の中が変わるためにはその発明が大いに取り入れられる必要があるため、新興テクノロジー関連企業は大いに成長する。株価もうなぎ上りとなる。誰もがその恩恵にあずかろうと投資する。つまり、トレンドに乗ろうとするわけであるが、ここに危険がある。

例えば、航空機が発明されてからというもの、航空業界はすさまじい勢いで成長した。コンピューター業界以上のスピードで収益が拡大していた。このトレンドに乗るべく、投資家たちはこぞって資金を投じた。後々さらなる成長が見込めたからだ。しかし、収益は急速に拡大したものの、技術的問題と業界の拡張が大きすぎたことで、収益は非常に不安定なものとなった。結局、1970年には輸送量が新記録を達成したにもかかわらず、2億ドルもの赤字を出したのである。株価は大幅に下落し、多くの投資家が痛い目にあった。

トレンドに乗ることで大金を獲得している人も実在する。しかし、熱狂に飲まれて損失を出す投資家の方が圧倒的に多い。ならば、損をしないためにも最初から手を出さないか、手を出してもあらかじめ決めた一定の株価で売りぬくべきだろう。ちなみに、ウォーレン・バフェットは、コンピューター企業の株価が異常に伸びていたときも、コンピューター株には一切手を出さなかった。
また、あなたがある業界の株価がすごいことになっていると思ったとき、すでに世界中の投資家も同様に注目している可能性が高く、その時点でかなりの高水準に来ていると考えるべきだろう。そのタイミングで投資すれば、大きな利益を出すよりも大きな損失を出す可能性の方が高い。よくて小さな利益を出せるくらいだろう。小さな利益のためにリスクを冒すのは馬鹿げている。

テクニカルアプローチじゃない

次によくある間違いが、テクニカルアプローチで稼ごうとするものである。テクニカルアプローチは、取引実績の時系列パターンをみて将来の株価を予想するものであるが、これには危険が伴う。株価の変動を示すシグナルを探し、マーケットへの追随によって利益を出していくのであるが、史上、このような手法のみで長期に渡って利益を上げた者はいない。しかし、深く勉強する必要がない小手先の手法であるだけに人気が高い。人気が高ければ、テクニカルアプローチに関する書籍や情報商材などが売れるため、自称一流投資家たちはこぞってテクニカルアプローチをほめたたえる。いつしか、テクニカルアプローチで儲けられるというのが定説のようになる。しかし、彼らが本当に一流であるならば、テクニカルアプローチの限界を知っているはずである。

テクニカルアプローチの基本は、株価が上がれば買い、株価が下がれば売るというものである。上がる前に買い、下がる前に売るというのは理想論であり、ほとんどの人には不可能である。となると、健全なビジネス(安い時に買って高い時に売る)とは対極であり、こんなものが成功し続けるわけはないのである。
 こちらの実例は枚挙にいとまがないので割愛する。

まとめ:投資方針こそが大切

株式投資で成功するためには、しっかりとした投資方針を持ち、それに忠実に行動することが求められる。すなわち、損をしないことを考え、頭脳も、トレンドも、テクニカルアプローチも、その方針を達成するための道具に他ならない。
これができるのは自分自身だけである。自分の判断によってすべてを決めていく、一貫不惑の態度が必要となる。自分が健全な株であると判断し、その判断を信じて疑わないならば、それを買い、一年間株価を見なくても何の不安にもならないというのが理想である。
自分の判断に自身を持てず、他人に追従する人が余りにも多い。そのような人は、確実に失敗する。その意味において、アナリストなどは信じるべきではない。信じる価値がない。彼らアナリストが本当に市場を予測できるならば、アナリストなどせずに自分で投資を行いぼろ儲けすればいいのにそれをしない。短期的な市場は多くの場合予測できないことを彼らは知っているのだ。しかし、予測できないながらも予測が(少なくとも1/2は)当たる可能性があり、その可能性で食っている。そのような当たるかどうかわからないアナリストの主張を信じて投資すれば、成功することはできない。

株式投資で成功しようと思っているならば、圧倒的勉強量が必要である。ウォーレン・バフェットなどは、ベンジャミン・グレアムの『証券分析』(邦訳にすると800ページの大部)を何度も繰り返し読み、丸暗記していたという。その姿勢なくして成功はありえず、そうと知って辟易した人は手を出さない方が良い。真面目に働いていた方が、最終的に多くのお金を手にすることができる。

株式投資とは、そのような世界である。

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ABOUTこの記事をかいた人

個人株式投資家、兼フリーライター ゴーストライターとして株式投資の短期売買の書籍を執筆したことから株式投資に興味を持ち、独学で勉強を始める。ベンジャミン・グレアムの投資理論に傾倒するようになり、グレアムの理論を習得すべく『賢明なる投資家』を全文手書きで筆写した。その後株式投資を再開、成績は良好。真のグレアム学派になるべく、日々研鑽を積み重ねている。