GPIFの損失が8兆円超え。そこから見える日本の未来とは・・

2015年も残すところ僅かとなった11月。
ショッキングなニュースが報じられました。

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、昨年から運用益を増やす事を目的に株式の運用比率を高めてきたのですが、そのGPIFに巨額な損失が発生したと報道されたのです。
その額は8兆円~10兆円と報道されています。

この損失額の大きさは、株式の運用比率を上げた事が裏目に出たと言われても仕方がないことです。

確かに、最近は中国をはじめ、世界各国で株価は下がりました。
しかし、その下落は決して世界経済をどん底に突き落とすようなものではありませんでした。
リーマンショックと比べると、株価の下落も限られたものといえます。
それにも関わらず、損失額の大きさはリーマンショック時に匹敵するものとなってしまいました。

これは、リスクの高まりを意味しています。

今年6月末での残高は、約141兆円と発表されています。
その数字から考えると、今回の世界市場の下落で全体の5.67%もの資金を失った事になります。

GPIFの広報担当によって「10月末時点での集計では損失は取り戻しているので、短期的な運用実績ばかりに目を向けずに、長いスパンで結果を見てほしい」とアナウンスされました。

短期的には一時的な損失は仕方がないという考えは理解できますが、問題はその額の大きさではないでしょうか?

1.GPIFの目的

GPIF について説明すると、名称は年金積立金管理運用独立行政法人の英語名、Government Pension Investment Fund の略です。

どのような機関か一言で説明すると、国民年金と厚生年金を運用しているファンドとなります。

年金基金の中では世界で最大ともいわれていて、厚生労働大臣から寄託された年金積立金の管理と運用を行う事を目的としています。

ここで大切になるのは運営の安定となるはずです。

2.資産構成割合の変更

GPIFは、基本ポートフォリオを変更しました。
それまでの守備的ともいえるポートフォリオから、攻撃的ともいえるポートフォリオに変更したのです。

それまでは、国債や国内債権の割合は60%を占めていました。

しかし、その割合は35%に引き下げられました。
そして、国内株と外国株の割合を、それぞれ12%から25%へと引き上げたのです。

この思い切ったポートフォリオの変更は、市場にも十分にインパクトを与えることとなりました。
当然、新たな大口の買い手誕生は市場の上昇を意味しています。
しかし、それはあくまで当面の間の話です。
GPIFの資金は巨大なものではありますが、その資金も無尽蔵にあるわけではありません。
その事は、市場に参加している全ての人間が知っています。
GPIFの巨大な資金を狙っている人間も多くいるはずです。

将来、年金を受け取る身の我々国民は、その資金が市場に吸い上げられてしまわないように願うばかりです。

3.ジャンク債権も立派な投資先?

GPIFは、分散投資によってリスクを抑えられると考えています。
しかし、驚くことにその分散投資先にジャンク債と呼ばれる低格付けされている債権が入っています。

大切な年金を使ってジャンク債を購入する事は危険と考えないのでしょうか?

それに対するGPIFの答えはこうです。

「リスクは高くなりますが、なるべく安全な債権を選びます。購入額は外国債(構成比は15%)の中の5%程度なので、全体をみれば極めて低い割合です。損失が出たとしても、全体では運用益が出るように投資先を分散しているので、リスクは変わりません」

と語っています。

ジャンク債というと、投資的水準のBB以下の低格付けのものです。

BB以下の債権は「投資不適格」と言われています。

つまり、投資するには危険すぎる、ハイリスク・ハイリターンな商品なのです。
投資というよりも、ギャンブルと呼ばれても不思議ではありません。

もしも、将来に備えて自分の資金を運用すると決めて、一部の資金であるにしても「投資不適格」なものを購入しようと考えますか?

当たれば大きいからといって、購入を考えるのは、ギャンブルをしている人の思考です。

世界でも1、2位を争う投資家のウォーレン・バフェットは、投資で成功するための、大切な2つのルールを教えてくれています。

ルール1は、絶対にお金を損しないこと。

そして、ルール2は、絶対にルール1を忘れないことです。

この教えを守ろうと思えば、決してジャンク債など購入してはいけないはずです。

4.リーマンショッククラスの大暴落がきたらどうする?

リーマンショックから始まった世界的な金融危機は、100年に1度の危機と言われました。
しかし、それはこれから先100年間、同様の危機が来ないという事ではありません。

また、世界を巻き込んだ金融危機が訪れるかもしれません。

そして、その危険性はいつもあるのです。
その時にGPIFはどれほどのダメージを受ける事になるのでしょう?

GPIFは、徐々に株式の比率を高めてきました。

比率を1%上げるたびに、1兆円以上の資金が投入されているのです。

比率が高まるという事はリスクの増加を意味しています。

仮に、今の運用比率でリーマンショックが起こったとすると、その損失額は26兆円を超えてしまいます。

6月末時点での残高で考えると18%の損失となります。

将来、本当に年金を受け取れるのか不安だと思っている人からすると、黙って見過ごすには大き過ぎる数字でしょう。

5.すでに追い込まれている年金制度

自分が年老いた時に、年金を本当に受け取ることができるのか?

この問題は、現役世代からすると、とても大きな問題です。

年金制度は破綻するのではないか?

一昔前までは考えられないような事ですが、今では現実離れしているともいえません。
それどころか、自分が年金を受け取る頃には、その額は驚くほど低くなっているのではないかと考えている人も多いのではないでしょうか?

そして、その考えは下の世代になればなるほど、強くなっています。

年金制度の現状は、現役世代の保険料のほとんどが、そのまま高齢者が受け取る年金に回されています。
現在、保険料の収入は31兆円程度、給付総額は50兆円程度とされています。

不足分は国家予算と年金積立金からの拠出で補填しています。

GPIFは、毎年5兆円程度の資金を取り崩しているのです。

もしも収支が増えも減りもしなければ、毎年、資金の3.55%もの資金が自動的に消えていきます。
資金の残高が減れば、その割合も増えるのです。
それを思えば、損失を出すことは許されません。

毎年5兆円程度の利益は確実に上げなければならないのです。

この現実を我々国民は、どのように受け止めればいいのでしょうか?

まとめ

今の日本は、悪いニュースも良いニュースも頻繁に流れ、どの情報が果たして本当なのかを自分自身で選択しなくてはいけない世の中になってきています。

一昔前は、テレビというビックメディアが日本の情報の殆どを握り、国民の大勢がこのメディアの情報を頼りに情報を集めていましたが、スマートフォンの普及によって誰でも簡単に世界の情報を知ることが出来ます。
翻訳ソフトを使えば、海外のニュースであっても読めてしまうのです。

世界は確実に進化を遂げています。

進化を遂げていないのは、古くから仕組みとして出来上がっている「保険、法律、政治、年金」このようなところに遅れが見られると感じています。

果たして、日本は今の状況からどのように進化を遂げて羽ばたいていくのか、今後の動きに注目です。

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ABOUTこの記事をかいた人

佐藤 まさむね

ブログ管理人。FX歴2007年~、トレード手法で使うのは水平線、ダイバージェンス、ヒドゥンダイバージェンス、プライスアクション、フィボナッチ。FXの月間最高実績2500pips、最近は暗号(仮想)通貨にハマり主にアルトコインに分散投資中。FX&暗号通貨好きな方との情報交換を欲している。