ギリシャ懸念でマーケットが停滞している時におすすめの投資

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公式ライターの角野です。

毎年の恒例行事とはいえ、2015年5月の連休明けからギリシャ問題が再燃をしています。
この問題は2010年から発生して、長いときはクリスマス前までこの交渉は続きます。

そしておなじみの徹夜明けの記者会見でその年は終了となります。
この問題をきちんと、解説できないアナリストは多いのですが、なぜ勘違いや的外れな解説が続くのは簡単です。

それは当時者目線で考えていないからです。

今年のギリシャ問題は、もうギリシャ問題で金融市場がドタバタすることはないであろう、という解説が主流を占めますが、はたしてそうなのでしょうか。

確かに、例年になくギリシャがデフォルト寸前にも関わらずマーケットは案外冷静なのですが、それはギリシャ問題の蚊帳の外にいるからそう感じるだけの話であって、ギリシャにお金を貸している当時者からすればデフォルトなんてとんでもない、と思うのが当たり前です。

数年前、ギリシャの債券が一部ヘアカットされたときには日本の投資家にもギリシャ債を買っている方がいたので多少、大騒ぎにはなりましたが、私を含めてギリシャに投資をしていない人間にとっては所詮、人ごと。

ましてや、世界の大国アメリカにとっていまさらギリシャがつぶれようが存続しようが大した損得勘定がないことが今回の静けさの原因にもなります。

ところが隣国のドイツや、ギリシャ問題に派生して債券価格が下落している国々にとっては決して人ごとではありません。

ましてやおカネを貸している、ECBやIMF、ユーロにとっては喫緊の問題です。
日本人にとっては、ギリシャはつぶれようがつぶれまいがアメリカと同様あまり関係ない人が大多数を占めるのです。
日本の海外報道というのは基本的には、アメリカ発の報道でギリシャがデフォルトに陥っても無害なのでのんきな報道が多いのです。

ところが、IMFの期限である6月末を喫緊に控えて報道機関が一斉に欧州の報道を翻訳し始めているので緊張感があるように感じるのです。

個人的なギリシャに対する考え

あくまでも、リーマンショック直後から私が言っていることです。
私はギリシャ問題など南欧債務問題が噴出したときから、ギリシャはいますぐつぶれないと思うけれど、皆が忘れたころにはつぶれるよ、と言っていました。

今もその考えは変わらず、今回もなんだ、かんだと言ってデフォルトは回避されると考えています。
IMFのラガルドさんや、ドイツのメルケルさんの言動、行動をみていると、つぶれてほしくないのは見え見えだと思うのですが。

それを見越してギリシャの首相は、債権者を激怒させる行動をとっています。
もう、これを見ていると勝負はあったな、としか思えません。

実際に私の予想が外れて、ギリシャがデフォルトしてもユーロを離脱するかどうかは決まっていません。
我々、投資家が最も見抜かなければいけないのは、ギリシャがデフォルトをしようがしまいがどうでもいいのですが、ユーロを離脱するか否かは非常な問題になります。

世間では、ギリシャデフォルト=ユーロ圏離脱 みたいな報道が目立ちますが、そのようなことを誰が言ったのか?といつも思います。

EUというのには、一番、離脱という条項は南欧問題の時に散々議論をされましたがそういう条項がありません。
ですから、デフォルトをしてもユーロを離脱するかどうかは、わかりません。

ですので、最近の報道で気をつけることはデフォルトとユーロ離脱は別々に考えて報道を読むようにしなくてはいけません。
その辺をきちんと噛み砕いて報道を読まないと、ギリシャ問題の本質は理解できないと思います。

これだけギリシャ問題専門家と言われる人がデフォルトは確定的。
というのであれば、デフォルトするんだろうな、と思いますが、ユーロは離脱しないであろう、と思います。

しかしながら、メルケルさんや、ラガルドさんとの会談を蹴ってロシアに会いに行っているギリシャ首相の行動をみれば、ユーロ離脱をし、ロシア経済圏に入るとなると。
ロシア経済圏入りは十分に可能性はある。と思う次第です。

そうなると、アメリカを巻き込んでギリシャ問題は世界的な大問題になるでしょうね、とは思います。

日本人投資家にとって問題はギリシャがユーロを離脱するかどうか

なぜ、ギリシャがデフォルトをしようとしまいとも関係ないのかといえば、もう国際的な認識としては金融マーケットでは数年前からギリシャは実質上のデフォルトという認識なのです。

ですから、実際にデフォルトしても急落は一瞬ですぐに冷静さを戻すであろうという国債金融市場のコンセンサスには私は同意です。

しかし、デフォルトと同時にユーロ、EU離脱の可能性を考えなくてはいけません。

その場合、一番影響の大きい通貨は言うまでもなくユーロになります。

スイスショックの背景

2015年1月後半に世間ではいわゆるスイスショックといわれる、スイス金融当局による無期限のユーロスイス相場に介入を止めるという発表を受けてスイスフランは大暴騰しました。

この状況というのはある程度予想はしていましたが、この時点で介入を停止すると言うのは意外でした。
なぜなら、このあと、ユーロは大幅な金融緩和を行い、ユーロ相場が大きく下落することになっていくからです。

スイスの金融当局がこのユーロスイス相場に無期限の介入を行ったのは自国通貨高を防ぐためにやったのが始まりになります。
ユーロスイスの介入した当初は、ユーロ圏は南欧の債務問題で、ユーロから大量にスイスへの資金還流が行われました。
スイスはリーマンショック後にいち早く、金融緩和、QEを行い経済が立ち直りつつあったのですが思わぬスイス高によって経済がまた疲弊しそうになったから始めたのです。

そのときアメリカはゴールドマンサックスやGMに巨額の公的資金を注入しやはり債務危機に陥ったので現金を持つのには、スイスフランか日本円ということでスイス高と円高が一気に進んだのです。

そのときに日本は、1ドル70円台の超円高になったのです。

ですからその当時は、リスク回避の通貨がスイスと円しかなかったので一気にその二国の通貨高が進んだのです。

このユーロスイスの介入への停止は結局、巨大大国アメリカの経済が復調してきて世界の投資家が何かあった場合はスイスフランではなく、アメリカドルを買ってくれるだろうという思惑がスイスの金融当局にあったと思います。

2015年4月の危機

2015年の4月はある意味で危機でした。
なぜかというと、世界中の投資家がアメリカの経済が絶対的な成長をすると信じて疑わない投資家が世界中を席巻していました。

そのときにアメリカFRB議長イエレンさんはアメリカの経済は思ったほどよくないと発言を繰り返し、IMFはアメリカのドル高はアメリカ経済成長を制限すると何度も提案しているのにも関わらず、アメリカの株式やドルは暴騰を続けていたのです。

前に私は、アメリカの株価はレンジだと、この時期には言明をしていたと思うのですが、現在もアメリカのニューヨークダウはレンジに終始していることを思い出してほしいと思います。

ですから、アメリカのGDP発表で株やドルが暴落するのは当たり前の話になります。

ただ、そのころから債券市場が妙に高値をうかがっている形になっているのに不安を抱いていたのですが、それと同時にスイスが妙に高くなる気配に気づいていました。

ちょうど、日本経済新聞でくりっく365にてスイス円の取引が大幅に増加しているという報道をみてチャートを確認してみると、これがまた数年に一度しか見られない暴騰の形になっていたので、お話ができる投資家さんたちには、スイス円を買ったほうがいいよ、と数カ月前にお話をしています。

ギリシャ問題懸念の際の現在はスイス円が最適な投資銘柄

テクニカルの話は優秀なトレーダーのみなさんが一番聞きたい話になると思いますが、ここでは非常にこのスイス円のテクニカルの話は難しいので、機会があればということをお話をしたいと思います。

現在、スイス円のテクニカルは4月ほど、黙って買っていれば儲かるというような状況ではありませんがまだ上伸するであろうという形になっています。

ここでは書いてはいないと思いますが、6月、7月にスイスショックで出した高値を抜いてしまうくらいの暴騰になっている可能性も否定はできません。
今現在スイス円は、133円くらいでしょうが、今月(2015.6)、ないしは来月(2015.7)には160円くらいに行く可能性はあります。
ドル円の円安に賭けるよりは個人的には堅いとは思っています。

参考までに、私はドル円に関してはこれ以上円安にいかないであろう、と思っています。

スイス買いの根拠

スイスの買いの根拠は簡単です。

たとえば、ギリシャが破たん、デフォルトをしたとします。
そして、ユーロ圏から離脱するとしましょう。

まず、みなさんはユーロが下がると思うと思います。
しかし、現実は違います。

ギリシャが、ユーロから離脱をしたら昔の通貨ドラクマが復活するのは規定路線です。
ですからユーロはギリシャの新通貨に対してめちゃくちゃに買われ、逆に新生ドラクマはめちゃくちゃに売られます。

つまり、ユーロドラクマ相場は大暴落はしますが、ユーロドルやユーロスイス相場に対してはそうなるかはわかりません。

ただひとつ、はっきりしているのは、ユーロ圏内のGDP総額が減ります。
ユーロドルの今年の最安値は1.046だったと思います。

この数値は何人かの投資家さんにお話したのですが、ユーロ圏内GDP総額÷アメリカのGDP総額で算出される数字です。

ユーロ圏内GDP総額はもし、万が一、ギリシャがユーロを脱退した場合はユーロGDP総額―ギリシャGDP総額が今後のユーロGDP総額になりますので、今年のユーロドル相場は1.046でないことが立証されてしまいます。

そのドラクマに対してユーロが買われるけれども、ドルやスイスに対しては売られるという構図をイメージしてみてください。

正直私は、このドル、スイス、ユーロの相場がどうなるかは全く想像がつきません。

また、多くの皆さんはドルは今でも高いと信じていますが、現実には、4月以降米ドルは円以外の通貨に対しては、ドルは売られています。
だって、現実にユーロドル相場はドル安、ユーロ高です。

ですから、訳がわからない状態です。

それだったら、4月のアメリカGDPショックのときから買われているスイスフランを買えばいいのではないのですか、ということになります。

ギリシャがデフォルト、ユーロ離脱した場合は、スイスは暴騰でしょうね。
仮に、何もなくて結論延長になった場合でも上がらないでしょうけど、下がりもしないと思いますけどね。

何かあった場合は今の流れでは、現金はスイスフランで持て、が世界の投資家の合言葉になっているように今は思います。

日本人の場合はスイス円で持ち、円高になった場合でもテクニカルではそれ以上にスイスフランが暴騰すると出ていますのでご安心ください。


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