FXのチャートの見方と分析方法まとめ

チャートとは過去の値動きをグラフにしたものです。
投資に興味がある方なら言葉くらい聞いたことがあるでしょう。
相場分析をするうえで必要不可欠な存在です。

しかし、私たちが知りたいのは「将来どうなるか?」ということ。

では、過去の値動きを見て意味があるのでしょうか?

答えは「YES」です。

チャートには大衆の心理が反映されています。

『ここでたくさんの買い注文が入ったな。じゃあ、そろそろ売り注文が入るだろう。』

心の動きが読めれば、値動きをある程度予測することが可能となります。

つまりFXで利益を上げるには
『チャートを読み解く力』が必要なのです。

では、それを手に入れるためにはどうしたら良いのでしょうか?
ポイントが4つあります。

  1. ローソク足
  2. ダウ理論
  3. 水平線
  4. トレンドライン

これら4つはチャート分析の基本でもあり最も重要なことでもあります。
つまり、これらをしっかり身に付けてトレードに活かすことは勝ち組トレーダーになるための最重要ポイントです。

それでは、順に解説していきましょう。

1.ローソク足

1.ローソク足の基礎用語

「始値」「終値」「安値」「高値」

ローソク足はこの4つの価格から成り立っています。

始値より終値が高いのを「陽線」
始値より終値が低いのを「陰線」

と呼んでいます。

  • 始値:始まったときの価格
  • 終値:終わったときの価格
  • 安値:一番安かった価格
  • 高値:一番高かった価格
chart_20150717_01

始値から終値までの部分を「実体」
始値または終値を飛びぬけた部分を「ヒゲ」
と呼んでいます。

chart_20150717_02

2.ローソク足の基本

ローソク足は『方向性』『勢い』を同時に確認できる優れたツールです。
おおまかに以下のように判断します。

  • 「陽線」であれば上目線
  • 「陰線」であれば下目線
  • 「実体」と「ヒゲ」の長さによって勢いを判断

いくつか具体例を見てみましょう。

chart_20150717_03

実体よりも下ヒゲの長いローソク足の場合、上昇傾向が強いといえます。
始値から大きく下落したにも関わらず最終的には持ち直しています。
つまり、それだけ上昇の勢いが強かったことを意味します。

下ヒゲが無く実体が上ヒゲより長い陽線の場合、上昇傾向が強いといえます。
始値を下回ることがなく上昇しているため、勢いが強いことを表しています。
上ヒゲが短ければ短いほど、上昇傾向の強い相場と判断できます。
(下降の場合はその逆とお考えください)

実体が無くヒゲの長さが上下同じの場合、気迷いムードを表しています。
始値と終値が同じ価格であり、上下に動いた値幅が同じことからそう判断しています。
どちらに動くか分からないため、様子見のサインと捉えても良いでしょう。

の逆とお考えください。

ローソク足に関するサイトや書籍などには、「形」を覚えるように書かれています。
しかし、それでは試験前の勉強と同じこと。
応用がきかないのです。

とくに相場の世界は千変万化。
テンプレート的な考えではなく、本質を理解しておく必要があるのです。
では、どうしたら良いのでしょうか?
実践での具体的な使い方をお伝えします。

3.ローソク足の実践的な使い方

ローソク足は単体だけ見ていてあまり意味がありません。

大切なのは

『チャート上のどの位置で表れたのか?』

ということです。

こちらの画像は先ほどのチャートと同じものです。

chart_20150717_04

①と②はいずれも上ヒゲの長いローソク足です。
さきほどの説明だと下降傾向が強いとお伝えしました。
しかし、画像をご覧になって分かる通り、結果は異なる方へ。

陽線・陰線の違いはあるものの、それ以上に重要なポイントがあります。
それが『出現位置』です。

は相場の中間ポイントで出現しているのに対し、
は天井圏で確認できていいます。

つまり、

『もう上がりませんよ。』

と伝えてくれているのです。

もちろん、100%というわけではありません。
しかし、ローソク足単体で見るより、はるかに精度は高まります。

『ローソク足の意味』『出現位置』との関係性を考えながら使うことが重要なのです。

2.ダウ理論

ダウ理論とは市場での値動きを評価するための理論です。
19世紀末にアメリカの証券アナリスト”チャールズ・ダウ”が提唱しました。
以下の6つを基本原則とし、100年以上経つ現在でも有効に機能しています。

  1. 平均はすべての事象を織り込む
  2. トレンドには3種類ある
  3. 主要トレンドは3段階からなる
  4. 平均は相互に確認されなければならない
  5. トレンドは出来高でも確認されなければならない
  6. トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

それでは、順番に解説していきましょう。

1.平均はすべての事象を織り込む

ファンダメンタルズは全て価格に反映されているという考え方です。
(ファンダメンタルズとは、各国が発表する経済指標や予測不可能な自然災害などを総称した言い方です。)
つまり、『値動きこそが一番重要』ということです。

2.トレンドには3種類ある

トレンドは以下の3つで構成されているという考え方です。

  • 長期トレンド:1年から数年続く
  • 中期トレンド:数週間から数ヶ月
  • 短期トレンド:1時間から1ヶ月

中期トレンドは長期トレンドの調整波、
短期トレンドは中期トレンドの調整波とされています。

3.主要トレンドは3段階からなる

トレンドは投資家の動向によって3つの段階から成り立っているという考え方です。

  • 先行期:先行型の投資家が参入する時期
  • 追随期:トレンドに気づいた投資家が参入する時期
  • 利食い期:先行型の投資家が利食いをする時期、同時に一般投資家の参入時期
chart_20150717_05

4.平均は相互に確認されなければならない

2つ以上のシグナルを用いてトレンド確認をするということです。
両者の足並みが揃わない限りトレンドとは判断しないという考え方です。

5.トレンドは出来高でも確認されなければならない

FXにおいて出来高という概念は存在しません。
なぜなら相対取引だからです。
相対取引とは業者が取引を請け負うことをいいます。。
そのため、国内海外含めFX業者すべての取引量を把握することは難しいのです。

株などは取引所取引です。
証券会社は仲介しているにすぎません。
全ての取引は証券取引所を通しているため出来高を把握することができるのです。
そういった理由から、FXにおいては出来高という概念が存在しないのです。

では、FXではどのように考えたらよいでしょうか。

出来高は、「投資家の実際の行動や心理状態」を表します。

トレンドもそろそろ終わりかな?

と思えば買い控えに入り、出来高は減少します。

出来高が減少すればトレンドの勢いも減少します。

6.トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

ダウ理論は高値・安値に注目します。

いずれも切り上がっている場合は上昇トレンド
切り下がっている場合は下降トレンドと判断します。

つまり、今までとは逆の方向に高値・安値が更新していった場合が転換シグナルと判断できます。

chart_20150717_06

3.水平線

水平線はチャート上に描く横のラインのことです。

水平線を引く目的はただ一つ。
注目している価格を導き出すためです。

なぜ、注目している価格を知る必要があるのか?

それは、大きく動く可能性があるからです。

さきほどのダウ理論を思い出してください。
トレンドは、高値・安値の切り上げで上昇トレンド、切り下げで下降トレンドと定義しています。

そのため、高値・安値には自然と注目が集まりやすくなります。
水平線は高値・安値に引くため、多くの注文が集中しやすい傾向にあるのです。

chart_20150717_07

高値に引くラインをレジスタンスライン(または上値抵抗線)といいます。
安値に引くラインをサポートライン(または下値支持線)といいます。

水平線は多くのトレーダーが愛用しています。
なかには、これだけでトレードしている方もいます。
当ブログで紹介している『ロジカルFX』は、まさにその代表例。

レジサポがいかに機能しているかが一目瞭然です。
参考にしてみてください。

ロジカルFX 【検証とレビュー】

4.トレンドライン

トレンドラインはチャート上に描く斜めのラインです。
トレンドラインを引く目的は大きく2つあります。

  • レンドの確認
  • エントリーのタイミング

こちらの画像をご覧ください。

chart_20150717_08

このようにトレンドの方向性を確認しながら、
エントリーのタイミングを図ることができます。

では、どのように引けば良いのでしょうか?

引き方は実にシンプルです。
上昇トレンドの場合は安値と安値、
下降トレンドの場合、高値と高値をつなぎます。

ですが、トレンドラインは人によって引き方が少し異なります。
高値安値に引く人もいれば、
「ヒゲ」は点とみなさず、「実体」をメインにして引く方もいます。
そのため、困惑される方も多いようです。

「ラインで価格が止められなかった。」
「ラインの手前で反転した。」
「ラインをブレイクしてから反転してきた。」

パズルのようにピッタリはまらないことは当然あります。
その誤差を嫌って使わない人もいるくらいです。
そのため、目安程度に使うことをオススメします。

まとめ

「FXのチャートの見方と分析方法まとめ」

いかがでしたか?
『ローソク足』『水平線』『トレンドライン』という3大テクニカルツール。
それに加え『ダウ理論』の考え方。

初心者の頃に学ぶことは、地味でつまらないことが多いと思います。
ついつい、ないがしろにしてしまいがちです。
ですが、基本だからといって決して軽視しないでください。

トレードで勝つためには、これらが非常に重要になってきます。
ダウ理論という考え方を頭に叩き込んでください。
そして、テクニカルツールは上記3つがあれば十分です。
ですので、しっかり学習していただきたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

佐藤 まさむね

ブログ管理人。FX歴2007年~、トレード手法で使うのは水平線、ダイバージェンス、ヒドゥンダイバージェンス、プライスアクション、フィボナッチ。FXの月間最高実績2500pips、最近は暗号(仮想)通貨にハマり主にアルトコインに分散投資中。FX&暗号通貨好きな方との情報交換を欲している。