ファンダメンタルズ分析のみでFXは勝てるのか!?

為替の取引をしていますと常に気になるのがファンダメンタルズの問題です。

相場を動かす様々な材料が各国の通貨ごとに次々と登場しますから、それをどう理解するかというのは非常に大きな問題になります。

また通貨間の相対的な関係についても意識しておかなくてはなりません。しかしその一方でファンダメンタルズだけ正確に理解していたら為替相場で儲けられるかという話しになりますと必ずしもそうではないことにもかなり直面することになります。

そこで今回はファンダメンタルズ分析とどのようにつきあいながら為替の取引をしていけばいいのかについて考えてみたいと思います。

ファンダメンタルズ分析は相場の方向を知る上で実に重要

各国通貨の強弱というのは主に下記三点で大きく左右されます。

1.貿易状況

貿易黒字国は基本的に通貨が強くなりますが、常に赤字国ということになると通貨は弱くなります。

2.消費や生産

消費や生産など国がもつ力も為替には大きな関係が生じることになるのは当然の成り行きです。

3.金融当局・中央銀行の政策決定

さらに、その通貨政策を司る各国の金融当局・中央銀行の政策決定は足もとの為替市場でもともと大きな影響をおよぼす材料になってきています。

各国の中央銀行の政策の違いが鮮明になれば強い通貨と弱い通貨が鮮明になってきますから、大枠での相場の流れというものも正確に理解できるようなる重要な材料といえます。

少なくとも個別に通貨を発行している国と国との相対的関係が様々な材料から見たときにどうなっているのかについて基本的な理解をすることが重要なのはいうまでもありません。

しかしファンダメンタルズだけでは為替は売買できない

ところがファンダメンタルズを十分に理解したとしてもなかなか為替相場で儲けることは出来ません。

為替にファンダメンタルズはもちろん重要ですが、それ以外の材料も様々に相場に影響を与えることから為替は常に動くことになるのです。

多くの個人投資家はこの先自分の取引している通貨ペアが上がるのか下がるのかをとにかく知りたくて仕方がないわけですが、例えばここから年末までにドル円が日米の金利差から120円になることが仮に事前にわかったとしてもそれだけでは取引をすることができないのです。

確かに年末に120円になるのなら今から買ってずっと待っていればいいはずですが、実はそのまえに夏場に1ドル100円になってしまったのでは、多くの市場参加者はドル円をもったままではいられません。

つまり、120円になるまでにどのような動きを示現し、さらに下落がないのかということまでわかなければほとんど意味はないことになってしまうのです。

ファンダメンタルズ的に見てドル円はドルが強いといった話しはきわめてこれに近いもので、いつ、いくらの相場からどのようにして何日に120円になるかがわからない限りはほとんど利用できない情報となるのがファンダメンタルズの大きな問題点ともいえます。

たしかに経済のことだけ詳しければ為替の世界でも学者がもっとも儲かるはずですが、そうした話しは聞いたことがありません。

テクニカルで合致したときがファンダメンタルズの買い時

ファンダメンタルズの適切な利用法としては方向感を明確に把握してから、その内容がテクニカル的にも正しく反映されるときだけにエントリーすることが重要になります。

日足のレベルでは大きなトレンドが出るというのはどんな通貨ペアでもだいたい年に2回程度というかなりレアなものになりますから、ファンダメンタルズベースでトレンドが出てそれに乗って売買がすることを考えてしまうと滅多にエントリーできなくなります。

むしろ1時間足など短い時間足でファンダメンタルズと合致するタイミングをつかむほうが重要になることもあるのです。

相場には投機筋も存在しますし、地政学リスクなど想定外のことで相対的な関係から通貨が動いてしまうということもあり、絶対という状況はどんなにファンダメンタルズを精査してもありえないのです。

テクニカルだけで判断して取引してしまうのもかなり危ないところがありますが、逆にファンダメンタルズだけで売買をすることは事実上無理といってもいい状況にもあるのです。

政治銘柄のドル円はファンダメンタルズだけでは語れない

またファンダメンタルズの基本原則から語れないような相場の動きが多数登場してしまうのも為替取引のある意味での特徴とえいます。

本来政策金利の高い通貨と安い通貨では安い通貨が売られて高い通貨が買われるというのが基本的な考えかたになりますが、90年代からの日本円を考えて見ますと、ずっとゼロ金利を維持してきた日本円はこの間金利が安いにもかかわらず米ドルに対しても高金利通貨であった豪ドルに対しても円高が進むという状況が継続しました。

米国の意向でドル安が進めば理不尽な形で円高が進行してしまうということも十分に考えられるものなのです。

過去のドル円の長い歴史はまさにこの政治に突き動かされてきたものといっても過言ではありません。

米ドルと日本円の関係は実に難しい

日米の金利差ということでいいますと、米国はすでに都合4回の利上げを行い、さらに利上げを継続しようとする上にバランスシートの縮小までも早期に開始することを視野に入れれいますから、確実に日本の金融当局は異なる引き締め政策に乗り出していることがわかります。

本来ならばここまで政策が見えているわけですから米国の長期金利ももっと上昇してしかるべきなのですが、長期金利は中央銀行がコントロールできないものであり、ドル円はもっと上昇してもいいはずなのになかなか上方向に向かわない状況にあります。

ファンダメンタルズ的に見ればもっとこの二国間通貨の動きは鮮明になってしかるべきなのですがリアルな相場はそうはならないところが、為替の面白いところでもあり不思議な一面でもあるのです。

また同じファンダメンタルズの状況下でも株式市場の反応と債券市場の反応はまったく異なるものとなっている点も注目されます。

為替は債券市場の10年債金利の動向とシンクロしているように見えますが、これがひとたび株式相場の大幅暴落という事態に陥りますと、今度は株式相場の下落についていくことになりますから、実際に為替相場がどのような動きをするのかについては相当目をこらして眺めて行く必要があるのです。

為替はゼロサムゲームだから正しい方向にただついていっても儲からない

また、株式市場などはすべての株価が上昇することで時価総額が増え、市場参加者全員が儲かるという瞬間に遭遇することがありますが、為替はどんなに景気がよくても誰かが儲かるということは、早い話がだれかがその分の損失をこうむることになりますから、ファンダメンタルズの方向にあわせて人と同じ取引をしても儲からないという大きな問題も抱えることになります。

市場参加者のほぼ全員がロングになってしまうとそれ以上相場は上がらなくなり自律的に価格が下落してしまうという状況に遭遇することもありますし、逆に市場参加者のほとんどがショートになってしまうと今度はどうにも下がらなくなりショートカバーで上方向にもっていかれるといったこともありうるのです。

ですからファンダメンタルズの流れを理解してもそれをもとに為替で利益を得るのは想像以上に難しいものであるということはまず最初に理解しておく必要があります。

それでもやはり取引の糧として常に気にしていかなくてはならないのがファンダメンタルズ分析なのです。

ファンダメンタルズを意識しつつテクニカルでポジションを取る

これが為替取引の基本中の基本となります。

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ABOUTこの記事をかいた人

PN 今市 太郎

外資系コンサルティングファーム、外資系生命保険会社を経て独立ビジネスコンサルタントとしてビジネスプロセスコンサルティング、クラウドコンピューティングのリプレイスメントや海外のファンドのM&A投資コンサルティングなどに従事。 そのため、株の売買はインサイダーにならないようにFXだけに特化し2007年から本格的に売買をスタートし、9年の実績。 現在は月間5000PIPSから8000PIPS程度をコンスタントに獲得できるように日々精進している。