ジョブズなき米アップルの今後

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
※この記事は620で読むことが出来ます

0828_01

スティーブジョブズという偉大な創業者が居なくなった今、アップルがどのような成長をしていくのか誰もが気になるところです。

Macbook、iPhoneなど、次々とヒット商品を出してきたアップルですが、今後どのような戦略を取っていくのでしょうか。

アップルで起きた出来事やジョブズのとった行動等、様々な観点から見ていきます。

1、スティーブジョブズは一度アップルを追い出されている。

今ではアップルといえばスティーブジョブズというイメージが強いと思います。

しかし、ジョブズは1985年に発売当初は好調に売られていたMacの売れ行きが怪しくなり1986年に会長職以外のすべての権限を失いアップルを追い出されたことがあります。

Macの売れ行きが伸び悩んだ原因は競争力のある機能性が不足していたことから、次第に低迷してしまったとされ、この件についてアップルはジョブズにすべての責任をかけ権限を奪ったとされています。

2、権限を失うと同時にネクスト社を設立

ジョブズはアップルに即座に辞表を送りネクスト社を設立し新たな一歩を踏み出しました。このジョブズの行動が後のアップルの戦略に大きく関わってきていると考えられます。

ジョブズなきアップルはどのような戦力を立てても売り上げを作ることは出来ず、結果的には、ネクスト社を4億ドルで買収しました。

そしてジョブズはアップルに復帰することになり、ここからアップルの快進撃は始まったと言われています。

3、アップルはなにが売りだったのか?

ジョブズがアップルに復帰してからは斬新なデザインやコンセプトに徹底的にこだわりました。周囲と同じではなくアップルだから出来るもの、アップルでなければ出来ないものを作り上げ、熱狂的なファンを年々増やし続けました。

現在、アップルで出されている新商品アップルウォッチは5万円近くの価格で販売されており、他のウェアラブル端末と比べて高額ですが、発売当初の売れ行きは好調で他のウェアラブル端末と比べても順調に売り上げをあげています。

今後どのようにアップルウォッチが売れていくかは分かりませんが、この結果から見ても多少高額であってもアップル製品がほしいと思う熱狂的なファンがついていることは明らかです。

アップルが商品を発売したから絶対にほしいと考え、手に入れようとする熱狂的ファンが多く存在しています。今まではこのようなファンの期待にこたえる製品を作り上げることが出来ていました。

しかし今後どうやってファンの心を掴み続けていくのか、日々ハードルは上がりさらに難しい課題になっていくのは明らかです。

4、機能性にこだわるアップルと安さにこだわる他社

パソコンを購入するとき、一番気にするのが価格です。

現在の日本は、多くの国民が貯蓄をする傾向にあると言われています。貯蓄をするということは、多くの人が節約志向にあるということです。

アップルのパソコンを購入する場合、他社と比べると5万円近く高くなってしまいます。節約志向が強い現状ですと多くの顧客が安いパソコンを求めて購入してしまう可能性もあります。

スマートフォンでも、一時期iPhoneが爆発的にヒットしました。しかし大きな問題も垣間見えました。

一般的な携帯会社が販売するスマートフォンには保障がついており、画面が割れてしまったときの修理など、1,000円~10,000円で直せてしまうのが大体の携帯会社の現状です。

一方でiPhoneの画面が割れてしまったときの修理代は他社と比べて高くなってしまい、修理するのがスマートフォンの中では一番大変という評判が出回ってしまいました。

過去に、iphone4が発売されたときに持ち方によって受信感度が悪くなるといったクレームが入り、それに対してジョブズは「そんな持ち方をしなければいい」と返信したことは有名な話です。

果たしてアップルがジョブズなき今そのような対応を取れるかは分かりませんが、一つ一つの対応にも注目をしていく必要があることは確かです。

5、アップルはジョブズが居ないとダメなのか?

ジョブズが亡くなってからは、「ジョブズが居ないアップルはもう終わった。iPhone以来アップルは何か良い商品を出したのか。」など良い声はあまり聞こえてきません。

しかし、実際のところジョブズが大きく活躍したのは、物を売る技術です。

iPhoneはジョブズがすべて作っているわけではありません。アップルには優秀な技術者が多く存在し、力を合わせて商品開発を行っています。そのことに関しては、ジョブズのプレゼンテーションを見ていただければ分かります。

2年半この日を待ち続けていた。
数年に一度、全てを変えてしまう新製品が現れる。
それを一度でも成し遂げることができれば幸運だが、アップルは幾度かの機会に恵まれた。
1984年マックを発表。PC業界全体を変えてしまった。
2001初代iPod。音楽の聴き方だけでなく、音楽業界全体を変えた。
本日、革命的な新製品を3つ発表します。
1つめ。ワイド画面、タッチ操作のiPod。
2つめ。革命的携帯電話。
3つめ。画期的ネット通信機器。
3つです。タッチ操作iPod、革命的携帯電話、画期的ネット通信機器。
iPod、電話、画期的ネット通信機器。iPod、電話、お分かりですね?
独立した3つの機器ではなく、1つなのです。
名前は、iPhone。
アップルが電話を再発明します。
これです。

(http://kakiokosi.com/share/business/157より引用)

これはiPhoneを発売するときにジョブズが行ったプレゼンテーションの冒頭部分です。
「なにが出てくるのか。次はどんなことを説明してくれるのか。」相手の興味を見事にひきつけるプレゼンテーションは大きな話題を呼びました。

ここにジョブズの凄さが詰まっています。

誰になにを言われても微動だにしないカリスマ的経営者ジョブズが生み出したものなら欲しい、買いたい。このように思わせることが出来るのは後にも先にもジョブズだけかも知れません。

ジョブズがいなくとも商品はまた新たに生み出すことは出来るのです。
その商品をどう売り込み、どのように販売していくかが、今度アップルに一番求められる能力になります。

6、資金調達でも強気の姿勢を見せる

アップルが円建ての社債を始めて発行し、5年物で2,500億円を調達しました。
発売時に毎回店頭に行列を作るiPhoneにも引けをとらないほどの人気で投資家たちから注目を集めました。

この資金調達のやり方でもアップルらしい強気の姿勢が話題を集めました。上乗せ金利(スプレット)も少ないゼロ%に決定し、最終的に社債の利回りは0.35%になりました。

このスプレットがゼロという投資家にとっては不利な条件にもかかわらず注文は殺到しました。

当初5年物1,500億円以上で発行を検討していたのにもかかわらず、銀行や生命保険会社からの購入が相次いで決まり、実に1,000億円も上積みして発行にこぎ着けました。

これはアップルの強気の姿勢が勝利を呼び込んだ瞬間と言えます。

ソフトバンクが行った社債の年率は1.34%です。この社債と比較したときに1,000億、調達したときの利子の支払いを5年で比べると、アップルは5年で17億5,000万の利子を支払うのに対してソフトバンクは67億円もの利子を払うことになるのです。

同じお金を借りることでも他の企業とここまで圧倒的な差を出すアップル。このお金をどう有効に使って再び世の中を便利にする商品を作り出すか目が離せません。

7、アップルの円建て社債の発行により日本の社債市場が変わる

アップルの資金調達の方法は日本の社債市場にとっては発展の一助けになると予想されているのです。海外では発行通貨や市場を自国以外にも広げて資金調達をする動きが広まっています。

しかし、日本ではあまり行われていません。

主幹事の金融機関にとってもこのような大型発行が頻繁に起こるようになっていくと手数料収入が大きく見込めます。郵政民営化がアベノミクスの主役といわれている今、円建ての社債発行が追い風となり、アップルが起こした1つの行動で日本市場が大きく活性化する可能性が見えてきました。

まとめ

確かにアップルの歴史を見ていてもスティーブジョブズの功績は大きく偉大なものがあります。

しかし、多くの社員はその背中を見て多くのことを学び、吸収してきました。今回の資金調達もそんな強気のジョブズの姿を自分たちと重ね合わせて大きく挑んでいった結果が生み出したものです。

このようにジョブズの意思を経営者たちは受け継ぎ着実に行動しています。
アップルの今後に私は大きく期待をしています。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

当サイトオリジナル!本当に使えるMT4インジケーター、FX三種の神器を無料プレゼント

2016101801

14

pdf

FX三種の神器の詳細はこちら

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*