リスクと材料が満載の2017年6月為替相場を乗り切る方法

早いもので今年も約半年近くが経過しようとしています。

そして足元の6月相場は事前に予定されているイベントも目白押しで為替相場にとっては非常にリスクの高い月になりそうな状況です。

相場の見立てを間違えばいきなり大損につながる可能性もあるだけに、かなり慎重な売買を心がける必要があります。

とくに前半の2週間は非常に材料が豊富で、リスクイベントが次々と起きる予定ですから、回転を早くした取引を行う必要があります。

主なイベントとそのリスクをあげてみますと次のようになります。

6月8日 ECB理事会

ここのところ落ち着きのある結果が多かったECB理事会ですが、いよいよ6月の理事会において金融緩和の出口を模索する動きがでそうな状況で、ユーロの大きな反応が予想されます。

すでに一部のメディア報道によりますと、ECBがこの6月理事会で金融緩和解除にむけて文言の変更を検討していることが関係筋の話から明らかになっており、具体的な話がドラギ総裁の口から飛び出せばユーロが跳ね上がる大きな材料となりそうです。

もちろん具体的な案が固まっていくまでにはそれ相応の時間が必要となるでしょうが、ECBが緩和から出口戦略へと舵を切ることになれば世界的に進んできた中央銀行主導のバブル状態が完全終焉に向かう可能性があり、とくに足もとの過剰流動性に変化が現れる可能性は高くなります。

8日に向けてはユーロドルが事前の噂からかなり買い上げられることも予想され、ユーロネタということでユーロ円が上昇すればドル円もそれにつられて持ち上げられる可能性を考えておく必要がありそうです。

一方出口戦略についてドラギ総裁の口から完全否定の話がでれば再度巻き戻しでユーロが一時的に売り込まれることが容易に予想され、ドル円がつられて下落するリスクも高まります。

まさにECB理事会の内容次第で相場はどう展開するかわからないという状況です。

6月8日 コミー前FBI長官上院公聴会出席

また時を同じくして開催が決定したのが米国FBIの前長官であるコミー氏の上院情報委員会における証言です。

本来5月中に実施かと思われたこの証言ですが、上院から正式に6月8日に開催することが発表されていますので、ECB理事会と相前後する形でこの証言にも注目が集まります。

フリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)とロシアとの関係を巡る捜査を打ち切るよう、トランプ大統領から圧力を受けたとの報道などについて事実かどうかを証言することは間違いなく、こちらも事前の憶測を含めて関連報道が前倒しに登場すればそれだけでドル円の上値を抑えるとともに、さらに売り込まれる材料を提供することにもなりかねない状況です。

ロシアゲートに関してはトランプの娘婿のクシュナーの関与も取りざたされているだけにコミー証言の内容次第では政権に大きなダメージを与えることになりそうで、噂で売って事実でさらに売られる展開にも注意が必要にあります。

トランプ政権は国内的にこの問題で追い詰められれば追い詰められるほど対外的な問題に国民の目を向けさせる方向に動くことはほぼ間違いなく、ドイツや日本に対して通商問題で厳しく圧力をかけてくることが予想されます。

また為替にしても具体的な水準をあげてプレッシャーを与えてくることが予想され、トランプのロシアゲート問題でもっとも火の粉をかぶりそうなのは実は米国内問題ではなく日本になる可能性が高まってきているといえます。

6月8日英国総選挙(6月9日開票)

さらに6月8日はイベントの特異日であり、英国の総選挙もこの日に投票が行われることから翌日の東京タイムはまたしても開票関係で相場が荒れそうな気配です。

昨年の6月BREXITの投票でも事前の世論調査が完全に外れただけに今回保守党が支持率を下げている話もどこまで信用していいのかいまひとつよくわからない状況ではありますが、税金や社会保障制度の改定をマニフェストに盛り込んだ途端にかなりの不評を買っていることだけは間違いないようで、BREXITの信認のはずが他の問題であっさり下野というとんでもない事態になる可能性もまだ残されています。

BREXITに比べればネタとしてはそれほど大きなものではありませんが、ポンドの大幅下落はドル円にも影響がでることは必至で、簡単に3円や4円下落してしまうとあっというまに105円方向などという驚くべき事態に追い込まれることも考えておかなくてはなりません。

英国の総選挙に関しては楽観視せず、結果を見てからトレードを行うことが最重要ポイントとなります。

そうでなくてもECB理事会、コミー証言と続いたイベントのシンガリを勤めることになるわけですから、すでに相当相場も疲弊した状態での結果待ちになる可能性が高く、想定外の動きがでることにも厳重注意が必要になりそうです。

6月14日FOMC政策決定会合(日本時間15日午前3時)

6月のメインイベントといえばやはり米国FOMCにおける追加利上げの実施の可否についてであることは間違いありません。

足元のFedWatchでは既に90%以上の確率が示されていますので、市場のコンセンサスと大事にするイエレン議長はそのまま利上げに走ることになるものと思われます。

ただ、問題なのはその後の市場の動きで、これまでの利上げ後も米国の長期金利は低下を続けたことが多く、短期金利はFRBの力技で上昇させることができても、長期金利が下落することで長短のスプレッドが狭まり、イールドカーブがフラット化してしまいますと、かなり株価が危ない状況に追い込まれるリスクが高まります。

これまでも米国の株式市場はイールドカーブがフラット化した時に暴落する傾向が高く、市場は妙に楽観姿勢をとっていますが、金利の上昇が具体的に市場に影響を与える危険性はかなり高まりつつあります。

利上げ即暴落というほど短絡的な動きにはなりえませんが、既に足元ではクルマも住宅も利上げの影響で売れなくなりつつあるアメリカ経済は都合4度目に当たる今回の利上げに耐え切れなくなるリスクを相当意識しておく必要がありそうです。

大統領が新たに内閣を発足した年はだいたい6月までは株価も上昇するものの、7月以降は大きく落ち込むことがこれまでのアノマリーとして判っていますし、とくに民主党から共和党へ政権が移行された年は毎回株価の落ち込みが大きくなる傾向にあることもわかってきています。

こうなると、株式市場にとっても債券市場にとっても、当然為替市場にとってもFRBの利上げ加速の影響がもろにではじめるのがこの時期になりますので、相場に変化が現れるかどうかを慎重に見届けることが重要になります。

複雑相場の乗り切り方として重要なのは1点のみ

今回ご紹介したように6月の為替相場はかなり複雑な材料が矢継ぎ早に登場し、イベントごとのウエイトや市場のプライオリティも正直なところよくわからないところがあります。

とくに8日に関して言えばつぎからつぎへと材料が入れ替わりますので、いきなり流れが変わることやまったく想定していなかった動きがでることも覚悟しておく必要がありそうです。

こうした相場を乗り切るためには事前に思い込みをしないことがもっとも重要です。相場の方向性を思い込んだり決め付けたりしてしまいますと、それに合わせて作ったポジションが現実と食い違っても自ら否定して損切りすることができなくなり、妙にこだわってしまうことから余分な損失を被りかねない状況になってしまいます。

今回のような次から次へとリスクイベントが押し寄せてくる場合にはとにかく、利益がでたらできるだけすみやかにリカクして、つねにニュートラルなポジションでイベントに臨めるようにすることが肝要です。

焦って事前にポジションを仕込んだりしなくても必ず利益機会は巡ってくることになります。

むしろ現実を冷静に見極めていく時間を大切にすることのほうが為替で利益を出しやすくなります。

決して慌ててトレードをすることのないように気をつけることが大切です。

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ABOUTこの記事をかいた人

PN 今市 太郎

外資系コンサルティングファーム、外資系生命保険会社を経て独立ビジネスコンサルタントとしてビジネスプロセスコンサルティング、クラウドコンピューティングのリプレイスメントや海外のファンドのM&A投資コンサルティングなどに従事。 そのため、株の売買はインサイダーにならないようにFXだけに特化し2007年から本格的に売買をスタートし、9年の実績。 現在は月間5000PIPSから8000PIPS程度をコンスタントに獲得できるように日々精進している。